顎関節人工関節全置換術 横浜・中川駅前歯科クリニック

●顎関節人工関節全置換術とは

顎関節人工関節全置換術とは、顎関節強直症進行性下顎頭吸収、顎関節腫瘍による骨の切除などによってあごの機能に障害が生じた人に対しておこなわれる手術です。下あごの骨(下顎頭)とその周囲の組織(下顎窩)を人工の材料に置き換えることで症状の改善をはかります。


顎関節 下顎骨


顎関節人工関節全置換術の適応症例
進行した顎関節症/重症の顎関節の炎症/生まれつきの病気/外傷、腫瘍、手術などにより下あごの骨が失われたとき/下あごの骨(下顎頭)が溶され続けているとき/他の治療をおこなったにも関わらず経過が思わしくない場合 ほか

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顎関節人工関節全置換術の歴史

あごの骨を人工の関節に置き換える治療は1970年代から始められましたが、失敗例が多くあまり普及せず、1990年代にはおこなわれなくなりました。代わって患者さん自身の組織を移植する手術が主流となりました。

海外ではチタン製の人工骨とポリエチレン製の組織からなる人工関節が1995年に開発され、2005年より本格的に使用されるようになりました。日本では2019年に全置換型の顎関節人工関節が承認され手術がおこなわれるようになりました。



顎関節人工関節全置換術の概要

入院、全身麻酔のもとで手術はおこなわれます。骨を一部切除して下あごの骨の代わりとなる「マンディブラーインプラント」(写真左)と周辺の組織となる「フォッサインプラント」(写真右)を入れます。手術後は少なくとも3か月は口を開く訓練をおこないます。

マンディブラーインプラント フォッサインプラント



当クリニックの対応

当クリニックでは顎関節人工関節全置換術をおこなう高次医療機関をご紹介させていただいています。ご相談のみもお受けしています。お気軽にご相談ください。



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