きれいな歯並びの子供に育てていくためには、しっかりかみ、かむ回数を増やしていくことが欠かせません。そのため、子供のころから、正しい食べ方を身につけることは大切なことです。
●背筋をのばして食べましょう
食事のときは、背筋をピンと伸ばしましょう。下あごの筋肉は首や背中などの筋肉と連動しています。しっかりかむためには、背筋をピンと伸ばすことが大切です。猫背では、しっかりかむことはできません。
背筋を伸ばして食べましょう
●イスに座るときは足を床につけましょう
イスに座って食べるときは、足を床につけて座るようにしましょう。特に子供の場合、足をブラブラさせて座っていると姿勢が安定せず、しっかりかむことができなくなります。
足が床に届かないときは、幼児用のイスを使用したり、イスの下に足置き台を置くのがよいでしょう。足置き台を使用しないで足をブラブラしながら食事をするのに比べると、足置き台を使用して食事をすると、かむ力が15%も増加したという報告もあります。
あごを発育させ、きれいな歯並びの子供に育てていくためには、イスに座るときは足を床につけることも大切です。
食事中のかむ力※1
※倉治七重 エステティックな永久歯列を獲得するために必要な幼児期における日常生活について、歯科審美、11(1)、1998
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●テレビは要注意
テレビに夢中になって、食事をする子供は少なくありません。テレビに夢中になると、しっかりかめないだけでなく、食べ物の美味しさを味わうことができません。また、テレビを見たいために横を向いて食べたり、ゆがんだ姿勢で食べることもあります。せめて食事の間は、食事に集中できるような環境を整えてあげたいものです。
食事中の環境も大切です
●食べ物は流し込まないようにしましょう
よくかむことで、唾液が出てきます。唾液は食べ物の味を感じたり、食べ物を飲み込みやすくしたり、消化をよくする働きがあります。水やお茶などの飲み物で流し込みながら食事をすると、かまずに食べ物を飲み込むことができてしまいます。
その結果、かまずに食事をすることとなり、あごの発育のためによくないだけでなく、ドライマウス(口腔乾燥症)の原因にもなります。時間がかかっても、しっかりかんで食べることが必要です。
楽しく食事を
関連するページ ドライマウス(口腔乾燥症)
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