●歯ぎしりとインプラント※１、２、３
歯ぎしりは自覚症状が少なく、気付いていない人がほとんどです。
寝ている時や起きている時の歯ぎしり（含食いしばり）は、食事をしている時よりもずっと強い力が歯やあごにかかり、様々な影響を及ぼします。歯が削れる、折れるなどの原因となるだけでなく、インプラントにも影響を及ぼします。
歯ぎしりをしている人は、インプラントのネジが緩む、人工の歯が欠けるなどのトラブルが発生しやすい傾向にあります。また、数々の調査により、歯ぎしりをする人はインプラントを失いやすいことが明らかにされています。
ドイツ、ベルギーの研究者らがおこなった調査では、歯ぎしりをしている人は歯ぎしりをしていない人に比べると、３．４倍もインプラントのトラブルが多かったと報告しています。スイスの研究者らは、同様に１．７倍もトラブルが多かったと報告しています。
歯ぎしりとインプラントに関する主な研究※２、３
※全てストローマンインプラントを使用
歯ぎしりは、歯、インプラント、あごにトラブルをもらします
関連するページ 歯ぎしり（歯軋り） インプラントの種類
●歯ぎしりによるインプラントのトラブルを防ぐために
本物の歯（天然歯）には、クッションのような役割をもつ「歯根膜」というものがあり、かむ力をコントロールする役割をしています。
しかしながら、インプラントには歯根膜のようなクッション機能がなく、骨にくっついているため、かむ力がコントロールされずに直接インプラントに伝わります。
歯とインプラントとの違い
歯ぎしりによって無理な力がインプラントに伝わると、インプラントのネジが緩む、人工の歯が欠ける、外れるなど様々なトラブルが発生します。また、インプラントそのものを失う原因にもなります。
歯ぎしりによるインプラントのトラブルを防ぐためには、インプラント治療後も定期的に歯科医院に通院して、かみ合わせのチェック等をしてもらうことが大切です。
また、歯科医院でナイトガード（歯ぎしり防止装置）を作製して、睡眠時に使用するのも一つの方法です。
ナイトガード
関連するページ 歯ぎしりの治療方法 歯ぎしりのセルフケア（歯軋り予防）
※１ Ekfeldt A, Christiansson U, Eriksson T, Linden U, Lundqvist S, Rundcrantz T, Johansson LA, Nilner K, Billstrom C. A retrospective analysis of factors associated with multiple implant failures in maxillae. Clin Oral Implants Res. 12(5):462-467.2001. ※２ Urs Bragger, Sabine Aeschlimann, Walter Burgin, Christoph H. F. Hammerle, Niklaus P. Lang, Biological and technical complications and failures with fixed partial dentures (FPD) on implants and teeth after four to five years of function Clin Oral Implants Res.12(1):26-34.2001 ※３ De Boever AL, Keersmaekers K, Vanmaele G, Kerschbaum T, Theuniers G, De Boever JA. Prosthetic complications in fixed endosseous implant-borne reconstructions after an observations period of at least 40 months J Oral Rehabil. 33(11):833-839.2006
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図（横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方）
青葉区・宮前区からのご来院（横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方）
小田急線沿線からのご来院（東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方）
横浜線沿線からのご来院（横浜市緑区、相模原市などからご来院の方）
南武線沿線からのご来院（川崎市中原区、高津区などからご来院の方）
広域路線図 広域道路地図（神奈川県、東京都からご来院の方）
新幹線・飛行機でのご来院（神奈川県、東京都以外からご来院の方）
関連するページ 歯ぎしり インプラント
歯ぎしりは自覚症状が少なく、気付いていない人がほとんどです。
寝ている時や起きている時の歯ぎしり（含食いしばり）は、食事をしている時よりもずっと強い力が歯やあごにかかり、様々な影響を及ぼします。歯が削れる、折れるなどの原因となるだけでなく、インプラントにも影響を及ぼします。
歯ぎしりをしている人は、インプラントのネジが緩む、人工の歯が欠けるなどのトラブルが発生しやすい傾向にあります。また、数々の調査により、歯ぎしりをする人はインプラントを失いやすいことが明らかにされています。
ドイツ、ベルギーの研究者らがおこなった調査では、歯ぎしりをしている人は歯ぎしりをしていない人に比べると、３．４倍もインプラントのトラブルが多かったと報告しています。スイスの研究者らは、同様に１．７倍もトラブルが多かったと報告しています。
歯ぎしりとインプラントに関する主な研究※２、３
| 研究者 | 本数 | 平均観察期間 | 結果 |
| ベルン大学（スイス） | １０３本 | ４年８ヶ月 | 歯ぎしりをしている人は３．４倍もトラブル発生率が高かった。 |
| ゲント大学（ベルギー）など | ２８３本 | ５年５ヶ月 | 歯ぎしりをしている人は１．７倍もトラブル発生率が高かった。 |
歯ぎしりは、歯、インプラント、あごにトラブルをもらします関連するページ 歯ぎしり（歯軋り） インプラントの種類
●歯ぎしりによるインプラントのトラブルを防ぐために
本物の歯（天然歯）には、クッションのような役割をもつ「歯根膜」というものがあり、かむ力をコントロールする役割をしています。
しかしながら、インプラントには歯根膜のようなクッション機能がなく、骨にくっついているため、かむ力がコントロールされずに直接インプラントに伝わります。
歯とインプラントとの違い歯ぎしりによって無理な力がインプラントに伝わると、インプラントのネジが緩む、人工の歯が欠ける、外れるなど様々なトラブルが発生します。また、インプラントそのものを失う原因にもなります。
歯ぎしりによるインプラントのトラブルを防ぐためには、インプラント治療後も定期的に歯科医院に通院して、かみ合わせのチェック等をしてもらうことが大切です。
また、歯科医院でナイトガード（歯ぎしり防止装置）を作製して、睡眠時に使用するのも一つの方法です。
ナイトガード関連するページ 歯ぎしりの治療方法 歯ぎしりのセルフケア（歯軋り予防）
※１ Ekfeldt A, Christiansson U, Eriksson T, Linden U, Lundqvist S, Rundcrantz T, Johansson LA, Nilner K, Billstrom C. A retrospective analysis of factors associated with multiple implant failures in maxillae. Clin Oral Implants Res. 12(5):462-467.2001. ※２ Urs Bragger, Sabine Aeschlimann, Walter Burgin, Christoph H. F. Hammerle, Niklaus P. Lang, Biological and technical complications and failures with fixed partial dentures (FPD) on implants and teeth after four to five years of function Clin Oral Implants Res.12(1):26-34.2001 ※３ De Boever AL, Keersmaekers K, Vanmaele G, Kerschbaum T, Theuniers G, De Boever JA. Prosthetic complications in fixed endosseous implant-borne reconstructions after an observations period of at least 40 months J Oral Rehabil. 33(11):833-839.2006
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図（横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方）
青葉区・宮前区からのご来院（横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方）
小田急線沿線からのご来院（東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方）
横浜線沿線からのご来院（横浜市緑区、相模原市などからご来院の方）
南武線沿線からのご来院（川崎市中原区、高津区などからご来院の方）
広域路線図 広域道路地図（神奈川県、東京都からご来院の方）
新幹線・飛行機でのご来院（神奈川県、東京都以外からご来院の方）
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歯ぎしりがインプラントに及ぼす影響
歯ぎしりがインプラントに及ぼす影響 横浜・中川駅前歯科クリニック