睡眠時無呼吸症候群の主な治療方法は、CPAP(鼻にマスクをつける方法)、スリープスプリント(マウスピースをつける方法)、外科手術です。かかりつけの医師や歯科医師の先生と相談しながら、それぞれの症状にあったものを選択されるのがよいでしょう。
治療名 | CPAP | スリープスプリント | 外科手術 |
適応症 | 中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群 |
いびき症 軽度の睡眠時無呼吸症候群 中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群でCPAPがあわなかったとき |
いびき症 アデノイド、扁桃肥大等を原因とする睡眠時無呼吸症候群 |
治療 方法 |
鼻にマスクを装着 | マウスピースを口の中に装着 | 口蓋垂や扁桃を切除 |
装置 | ― | ||
利点 | 効果が高い 手術が必要ない |
装置が小さいので、持ち運びが便利 手術が必要ない 費用が安い |
装置を使い続ける必要がない 小児の患者に対しては、効果が高いことが多い |
欠点 | 装置が大きいので、持ち運びが不便 装置を使い続ける必要がある、使用を断念する人も多い 月1回、医療機関に受診しなければならない 装置のレンタル料が月5000円ほどかかる |
装置を使い続ける必要がある、使用が面倒になる人もいる CPAPに比べると、効果、確実性に劣る 歯の状態によっては適応にならないことがある |
手術が必要 数年後には元の状態に戻ることがある 入院が必要になることもある 適応にならないことが多い |
主な 診療科 |
内科 循環器科 循環器内科 呼吸器科 呼吸器内科 |
歯科 | 耳鼻科 小児科 耳鼻咽喉科 |
健康保険適応基準 | 中等度から重度の 睡眠時無呼吸症候群 |
軽度から重度までの 睡眠時無呼吸症候群 |
症状、手術方法によって 健康保険適応 |
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