心臓病は高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙を原因として、血管にコレステロールなどが付着して、血管が狭く、硬くなり、血液の流れが悪くなることによっておきます。心臓病の症状悪化等を防ぐためには、食事療法は欠かせません。
当クリニックでは心臓病予防のための歯周病治療、心臓病の方の歯科治療をおこなっているほか、管理栄養士が在籍して心臓病の方の食事療法、栄養相談、食事相談をおこなっております。お気軽にご相談いただけたらと思います。
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心臓病予防のための食事
心臓病の予防のためには、低脂肪の食事にすることで肥満を予防し、中性脂肪、LDLコレステロールの増加を抑えていきます。
また、減塩することで高血圧を予防、心臓への負担を減らしていくほか、過度のアルコールやカフェインの摂取は神経を興奮させ、心臓に負担をかけてしまうため控えめにします。
心臓病のリスクを高める食物、予防になる食物としては、下記があげられます。
1)心臓病のリスクを高める食物
心臓病の予防のためには、エネルギー、たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)などの栄養素をバランスよく摂取していくことが必要です。
肉の脂肪、ベーコンやコンビーフなどの肉の加工品に多く含まれる飽和脂肪酸、マーガリンやショートニングを使用するクッキーやケーキ、ファーストフードなどに多く含まれるトランス脂肪酸は、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールが増加、心臓病のリスクを高めるため、過剰摂取は控えるようにします。
2)心臓病の予防になる食物
青魚
サバ、サンマ、イワシなどの青魚には、DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれ、動脈硬化や高血圧の予防、LDLコレステロールを低下させる働きがあります。EPAには血管がつまるのを防ぐ作用(抗血栓作用)があり、血液の流れをよくします。
野菜、果物
野菜(海藻、きのこ類も含む)、果物には、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、心臓病予防になる栄養素が多く含まれています。特に食物繊維は、余分なコレステロールや塩分を体外に出してくれる働きがあります。
大豆
味噌や納豆などの発酵大豆食品は、血圧を調整する効果があります。納豆に含まれるナットウキナーザは、血管がつまるのを防ぐ作用(抗血栓作用)があり、血液の流れをよくします。ただし、抗血栓薬(ワーファリン)を服用している人は薬の効果を弱めてしまうため、摂取は控えるようにします。
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