口臭治療をおこなっていると、「銀歯が臭う」、「銀歯が口臭の原因だと思うので外して欲しい」とのご相談を受けます。銀歯の臭いの原因、対策としては下記があります。ご心配であれば、お気軽にご相談ください。
●銀歯の臭いの原因
1)銀歯は傷がつきやすい
銀歯自体は臭うものではありませんが、銀歯の表面は傷がつきやすく、この傷に汚れがつきます。特に古い銀歯であるほど傷が多いため汚れがつきやすく、臭いの原因となります。
2)銀歯の劣化
セラミックや金歯に比べると健康保険適応の銀歯は、さびたり、ボロボロになりすい弱点があります。これにより表面はデコボコになり、汚れがつきやすくなります。
3)銀歯と歯の境目に汚れがつきやすい
銀歯は精密に作られていますが、顕微鏡で観察すると隙間が生じています。残念ながら隙間が全くない銀歯はありません。この隙間に汚れがたまり、細菌が繁殖することで口臭となります。
4)接着剤が溶け出す
銀歯は接着剤で歯につけます。この接着剤は唾液で溶け出したり、食事などで少しずつ外れてきます。外れた部分の隙間に汚れがたまり、臭いの原因となります。
5)虫歯ができやすい
何も治療がされていない歯に比べると、治療がされた歯は汚れがつきやすく、虫歯ができやすい傾向があります。虫歯ができると、臭いの原因となります。
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●銀歯の臭い対策
1)歯をしっかりみがく
基本は歯みがきです。銀歯になった歯は、もともと汚れがたまり、虫歯になったところです。歯ブラシだけでなく、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシも使用してしっかり歯をみがくことで、汚れを除去していきます。
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2)定期的な歯のクリーニング
しっかり歯をみがいても、歯みがきだけでは取り切れない汚れはあります。特に古い銀歯では、なかなか自分では汚れを取ることはできません。定期的に歯のクリーニング(清掃)を歯科医院でおこなうことにより、しっかり汚れを除去していきます。
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3)銀歯の交換
費用面などで負担がかかるため可能であれば避けた方がよいのですが、気になる場合はセラミックを使用したつめ物に交換するのも方法です。健康保険適応のプラスチックのつめ物(コンポジットレジン)は、銀歯以上に傷がつきやすいので、口臭対策の治療としてはお勧めはできません。
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