顎関節症を原因とする頭痛 横浜・中川駅前歯科クリニック

●顎関節症を原因とする頭痛

顎関節症(がくかんせつしょう)は、あごの関節の痛みが生じたり、口を開け閉めすると音がしたり、口が開きにくいなどの症状があらわれる病気です。日本人の2人に1人は経験するともいわれている病気ですが、顎関節症を原因として頭痛がおきることがあります。

顎関節症を原因とした頭痛は、耳の前方を中心とした頭痛で、顎関節の構造物が痛みの発生源であれば片側の頭痛が、かみ合わせに関与する筋肉(咬筋、側頭筋)が痛みの発生源であれば左右両側の頭痛があります。

頭痛

関連するページ  顎関節症(がくかんせつしょう)



●緊張型頭痛

緊張型頭痛は頭痛の中では最も患者数が多く、日本での有病率は22%、性別では女性、年齢では20〜40歳代での発症が多いとされています。

症状としては、頭の周囲をしめつけられたような鈍い痛みが30分〜1週間続き、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、倦怠感などを伴うこともあります。顎関節症を原因とする頭痛と症状が似ているため、専門の医師、歯科医師でないと診断が難しいことがあります。

ご相談

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診断基準

診断は「国際頭痛分類」をもとにおこないます。口の開閉状況の確認、顎関節やかみ合わせに関与する筋肉の診査などをおこないます。基準を満たすと顎関節症を原因とする頭痛と診断されます。


顎関節症による頭痛の診断基準(国際頭痛分類第3版beta版)


A.頭痛はCを満たす

B.臨床的または画像上(あるいはその両方)で、顎関節、咀嚼筋またはそれに関連する組織のいずれか1つ以上に影響を及ぼす病的な状況の証拠がある


C.原因となる証拠として、以下のうち少なくとも2項目が示されている

1.頭痛は顎関節症の発症と時期的に一致して増悪している

2.以下の家一方または両方を満たす
a)頭痛が顎関節症の進行と並行して優位に悪化している
b)頭痛は顎関節症の改善、消失と並行して優位に改善、あるいは消失している

3.頭痛は能動的な顎運動、顎関節可動域の受動的運動または顎関節やその周囲の咀嚼筋の触診のような顎関節構造への疼痛誘発試験のいずれか1つ以上により生じるか憎悪する

4.片側の頭痛の場合、頭痛は顎関節症の罹患側と同側である


D.ほかに最適なICHD−3の診断がない


※国際頭痛分類第3版beta版(ICHD−3β)
国際頭痛学会が定める分類・診断基準。第3版は2013年に国際頭痛学会学会誌に掲載され、2014年に日本語訳が出版されました。ベータ版となっているのは、国際頭痛学会がこの分類に基づいた実地診療を見極め、将来的さらに修正を加えて正式な第3版を発表する礎になるという位置付のためです。




治療

顎関節症を原因とする頭痛は、治療は主に歯科、口腔外科でおこなわれます。緊張型頭痛であれば、内科、神経内科、脳神経外科で治療をおこないます。


1)認知行動療法
かみ合わせに関与する筋肉の無意識の緊張が頭痛の原因となっていることがあり、TCH(歯列接触癖)、日中の食いしばりなどを改善して、筋肉の緊張をやわらげます。

関連するページ  TCH(歯列接触癖)  顎関節症の予防


2)咀嚼筋の運動療法、マッサージ
運動療法と認知行動療法は、最も効果がある方法とされています。歯科医院でかみ合わせに関与する筋肉の運動療法、マッサージ方法を習得して、家庭で実践していきます。


3)そのほか
鎮痛薬の服用、マウスピース(スプリント)の装などの治療がおこなわれます。

マウスピース

関連するページ  顎関節症の治療



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