●緊張型頭痛とは
日本人の緊張型頭痛の発症率は年22%とされており、最も頻度の高い頭痛です。性別では女性、年齢では20〜40歳代に多く、両側に30分〜1週間続き、後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや頭を締めつけられているような圧迫感があります。
顎関節症を合併していることがしばしばあります。片頭痛のように吐き気や嘔吐、光や音に過敏になることなく、寝込むような痛みもありません。
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●緊張型頭痛の原因
多くは頭や首、肩の筋肉の緊張からおきます。パソコンなど長時間同じ姿勢を続けることで首や頭の筋肉に負担がかかり、筋肉の血行が悪化して炎症が起こり、頭痛を引きおこすと考えられています。
無意識のかみしめ、食いしばりでも緊張型頭痛はおこり、最大のかむ力のわずか10%の力で30分間かみ続けると、健常者の17%、緊張型頭痛の患者さんの69%に頭痛がおきます。
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●緊張型頭痛の治療
通常の鎮痛薬(アセトアミノフェンほか)で改善します。また首や肩の運動やマッサージ、ストレッチ、無意識に歯をかみ合わせないことも有効です。くり返す頭痛(反復性緊張型頭痛)や長引く頭痛(慢性緊張型頭痛)には、三環系抗うつ薬、抗不安薬が使用されることもあります。
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