歯科医院で処方される代表的な鎮痛剤としてロキソニン、ボルタレン、カロナールがありますが、そのほかにも様々な鎮痛剤が処方されます。
●ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物) 最も処方される
歯科医院で最も多く処方される鎮痛剤。後発薬は多数あります。胃腸障害が比較的少ないものの、長期服用は避けるようにします。
当クリニックには薬剤師が在籍しています。薬についてご不明な点等がございましたらお気軽にご相談ください。
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●ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム) 強力
ロキソニンと並んで歯科医院で最も多く処方される鎮痛剤の一つ。ロキソニンよりも効果があるとされていますが個人差があります。頻度は低いものの、副作用はロキソニンよりもおきやすい傾向にあります。
●カロナール(アセトアミノフェン) 小児、妊婦、高齢者の方に
鎮痛作用は弱いものの、胃腸障害が少なく長期間の服用が可能です。小児、妊婦、高齢者にも比較的安全に服用することができます。
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●セレコックス(セレコキシブ) 副作用が少ない
ロキソニン、ボルタレンよりも副作用が少なく、長期間の服用が可能です。
●立効散 漢方薬
歯痛に使用される漢方薬です。一般的な鎮痛薬に副作用のある人やアスピリン喘息でも安全に服用できます。
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●トラムセット(トラマドール塩酸塩、アセトアミノフェン) 強力
アセトアミノフェンも配合した鎮痛剤。鎮痛作用は強いものの適応症は限られ、副作用として吐き気、便秘、眠気が生じることがあります。
●トリプタノール(アミトリプチリン) 神経障害性疼痛
抗うつ剤としても使用されている鎮痛剤。神経障害性疼痛の治療に使用されます。副作用は個人差が大きいものの、眠気、ふらつき、便秘、口渇があります。
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●リリカ(プレガバリン) 神経障害性疼痛
神経障害性疼痛の治療薬としては、歯科では最も多く処方される鎮痛薬です。副作用は個人差が大きいものの、眠気、ふらつき、めまい、体重増加があります。
●タリージェ(ミロガバリン) 神経障害性疼痛
2019年に販売開始、保険適応になった神経障害性疼痛の治療薬。リリカ同様の副作用があります。
●テグレトール(カルバマゼピン) 三叉神経痛
てんかんの治療に使用される薬ですが、三叉(さんさ)神経痛、舌咽(ぜついん)神経痛の治療にも使用されます。眠気、ふらつき、めまいなどの副作用があります。
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