歯科治療後の神経障害性疼痛

歯科治療時に何らかの原因によって神経が障害を受けると、神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)がおきることがあります。

神経障害性疼痛がおきると、歯肉、舌、頬などが長期にわたって痛みが続いたり、通常では痛みとして感じない刺激も強い痛みとして感じたりします。しびれ、不快感、鋭い痛み、灼熱感のある痛みがあらわれることもあります。治るまでに長期間かかることが多く、痛みのために生活に支障が生じることもあります。

歯科治療後の神経障害障害性疼痛の原因としては、下あごの親知らずの抜歯後が圧倒的に多く、その他ではインプラント手術後、麻酔注射後、歯の根の治療後などとなっています。

神経障害性疼痛は多くの人が考えている以上に高い頻度で発現します。ある歯科大学病院がおこなった調査によると、難治性の歯の根の治療後の痛みの6%は神経障害性疼痛が原因だったとのことでした。

痛み 長期間にわたって痛みが続く傾向にあります

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神経障害性疼痛の治療

歯科治療後の神経障害性疼痛の治療としては、薬物療法、星状神経節ブロック、外科手術などの治療方法があります。治療は数ヶ月から数年の期間がかかるため、短期間で治療をあきらめたり、すぐに治療結果を求めるのではなく、あせらず長い目で根気よく治療を続けていくことが大切です。


1)薬物療法
痛みが強い場合は、神経障害性疼痛治療薬であるリリカ(プレバカリン)やトリプタノール(アミノトリプチン)、トラムセット(トラマドール、アセトアミノフェン)などが使用されます。感覚が鈍くなったり、感覚がなくなった場合は、ステロイド剤や末梢神経障害治療薬であるメチコバール(メコバラミン)が使用されます。

漢方薬では、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、桂枝加朮附湯(けいしかぶじゅつぶとう)、抑肝散(よくかんさん)、立効散(りっこうさん)などが効果があるとされています。

 治療効果が得られるまで期間がかかる傾向にあります

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2)星状神経節ブロック
神経障害性疼痛の一部は、神経の活動が痛みを強くさせることがあり、注射をおこなうことにより、神経の活動を抑えることができます。また、血液の流れが改善され、神経の再生を促す効果もあるとされています。

歯科麻酔科医など専門の歯科医師、医師のもとで、1週間に1回程度、数十回の注射をおこないます。

星状神経節ブロック 星状神経節ブロックでは首のつけ根(赤丸の部位)に注射をします


3)外科手術
神経が損傷を受けている場合は、神経をつなぎ直したり(神経縫合術)、神経を移植(神経移植術)したりします。早い時期の手術が望ましいとされていますが、早い時期は手術が必要かどうかの判断が難しく、一般的には2〜4ヶ月ほど様子をみて、6ヶ月以内に手術をおこなうことが多い傾向にあります。

下あごの神経に骨や歯の破片、インプラントが食い込み、神経を圧迫したり、神経を傷つけている場合は、これらの除去をおこなうこともあります。



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