三叉神経損傷(三叉神経麻痺) 横浜・中川駅前歯科クリニック
三叉神経損傷(三叉神経麻痺)
●三叉神経とは

頭と顔の感覚は、脳から直接でている左右12対の神経(脳神経)がつかさどっています。三叉(さんさ)神経は脳神経の一つで、触った感覚、熱さや冷たさ、痛みの感覚を感じ取っています。

名前は、三叉神経が目や鼻の周辺に分布する眼(がん)神経、上あご全体に分布する上顎(じょうがく)神経、下あご全体に分布する下顎(かがく)神経の三つの神経に分かれることに由来します。

神経分布 三叉神経

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●三叉神経損傷(三叉神経麻痺)とは

三叉神経損傷(さんさしんけいっそんしょう)とは、歯科治療時の麻酔、歯の根の治療、抜歯、インプラント手術、外傷や炎症によって、三叉神経が損傷を受けた状態をいいます。

親知らずの抜歯によるものが半数以上を占め、次いで歯科治療時の麻酔が多く、最近ではインプラント手術によるものが増加しています。神経に近い部位での治療は、歯科医師の技量、手技に問題はなくても神経損傷が避けられないことがあります。

下顎神経の枝の一つで下あご、口唇の感覚に関与する下歯槽神経(かしそうしんけい)、オトガイ神経、舌の感覚に関与する舌神経(ぜつしんけい)が損傷を受けることが圧倒的に多く、感覚が鈍い、感覚がない(麻痺)、ビリビリしびれる、といった症状があらわれます。

少数ではあるものの、神経障害性疼痛として長期にわたって痛みが生じるほか、かみにくい、話しにくいといった症状があらわれることがあります。

痛み

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三叉神経損傷の経過

多くは神経を損傷しても軽度であれば、感覚が鈍くなっても自然に治るとされています。

神経を損傷してから1ヶ月を過ぎても治らない場合は、かかりつけの歯科医院もしくは歯科大学病院や病院の麻酔科、口腔外科、ペインクリニックにて早い時期に検査をおこない、必要であれば治療をおこなうことが大切です。



三叉神経損傷の検査

下歯槽神経、オトガイ神経は触った感覚(触覚)、温度の感覚(温覚)、痛みの感覚(痛覚)を、舌神経ではこれらに加えて味覚を調べます。感覚がどの程度、感じなくなっているかを調べます。感覚検査においては、2018年に精密触覚検査が健康保険適応になりました。

感覚の診断はできないものの、レントゲン、CT、MRIを撮影することがあります。

検査

精密触覚検査(SWテスト)は、2018年4月に健康保険適応になりました。当クリニックは神奈川県の医療機関では最初に認可を得て、治療をおこなっています(受理番号:(精密触覚)第1号)。お気軽にお問い合わせください。

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三叉神経損傷の治療

多くは最初に神経の再生を促すためにビタミン剤(ビタミンB12)が使用されます。そのほか、ステロイド剤の服用、ブロック注射(星状神経節ブロック)、レーザー治療がおこなわれます。

神経損傷が重症であれば、手術によって切れた神経をつないだり、人工神経を入れるなどしていきます。手術によってすぐに神経が回復するわけではなく、全身麻酔、入院が必要となるため、最初の治療は手術ではなく、他の治療を優先しておこないます。

痛みが長引く場合は、神経障害性疼痛に対する治療をおこないます。痛みを和らげる薬(プレガバリン、アミトリプチリンほか)を服用します。

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