舌がん 横浜・中川駅前歯科クリニック
舌がん
●舌がんとは

舌には発音、味覚、食べ物を飲み込む機能があります。舌の前方2/3に発症したがんを「舌(ぜつ)がん」といいます。

日本頭頸部癌学会の調査では、舌がんは口の中に発生するがん(口腔がん)の60%を占めています。

男性に多くみられ、男女比は2:1となっています。年齢では50歳以上に多く発症しますが、50歳未満が1/4を占め、20〜30歳代、女性でも発症することがあります。

舌がん   舌癌 舌側縁にできた舌がん

当クリニックは、国立がん研究センター連携歯科医院、横浜市周術期連携歯科医院に認定されています。

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●舌がんの原因

喫煙、飲酒のほか、合わない入れ歯やさし歯による刺激、虫歯でとがった歯に触れることによる傷、口の中の汚れによる炎症、悪い歯並びによる刺激、食べ物の刺激が原因として考えられています。

そのほか、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の口への感染は、舌がんの原因の一つとされています。

最大の原因は喫煙と飲酒です。日本では舌がん、歯肉がんなど口の中のがん(口腔がん)は全てのがんの2〜3%に過ぎませんが、噛みタバコの習慣のあるインド、バングラディッシュ、パキスタン、パプアニューギニアなどの国では30%前後に達します。

喫煙の影響は大きく、アメリカがん学会の2003年の報告では、口の中のがんの90%は喫煙によるもので、その46%は噛みたばこによるものとしています。

飲酒は、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドが毒性が強く、発がん性があるとされています。飲酒と喫煙の習慣のある人は相乗的に口の中のがんの発症率が高まります。

白板症(はくばんしょう)、紅板症(こうばんしょう)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)といった病気はがんになることがあるため、長期間の経過観察が必要となります。

噛みタバコ 2009年まで日本で販売されていた噛みタバコ(ファイアーブレイク)


舌がんの原因として考えられているもの
喫煙/飲酒/合わない入れ歯、さし歯、つめ物/とがった歯/悪い歯並び/虫歯/口の中の汚れ/高塩分、香辛料、強い酸性やアルカリ性の食品/白板症/ヒトパピローマウイルス(HPV)/過度に熱いもの、冷たいものの摂取/紅板症/扁平苔癬/内側に倒れて生えている歯/鉄分、ビタミン不足

白板症 白板症(舌側縁)   扁平苔癬 扁平苔癬(頬の粘膜)

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舌がんの症状

舌が白くなったり、赤くなったり、表面が膨らんだり、潰瘍ができたりします。

他のがんとは異なり、目で見える部位のため気付くことが多いものの、痛みなどの自覚症状がなかったり、舌の下側(舌下面)に発症した場合は発見が遅れることがあります。舌が痛いので舌がんと思って医療機関を受信したら、舌痛症(ぜっつうしょう)、口内炎であることもあります。

舌の先端や上面に発生することはまれで、ほとんどは舌の側縁や裏側に発生します。

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舌がんのセルフチェック

自分自身でできる検査としては下記の項目があります。当てはまる項目が多いときは、歯科医院などの医療機関を受診するようにします。


 舌が白く、もしくは赤くなっている部分がある。

 舌に「しこり」、「腫れ」など膨らんだ部分がある。

 2週間以上も治らない口内炎がある。

 舌が動かしにくい、痛い、違和感がある。

 首の周りのリンパ節が腫れている。



舌がんの検査

舌は他の組織とは異なり、簡単に見たり、触ったりできますが、舌炎、白板症など似たような病気もあるため、詳しく調べるためには医療機関での検査が必要となります。

舌がんの可能性がある場合は、舌の細胞を取り出して、顕微鏡でがん細胞がないかを調べます。舌がんと診断された場合は、がんの大きさや他の組織への広がりを調べるため、CTやMRIによる検査をおこないます。


マルチスライスCT CT検査

当クリニックでは問診、視診、触診のほか、オーラルID(口腔がん検査機)を使用して口腔がん検診をおこなっています。

関連するページ  舌炎  口腔がん検診  オーラルID(口腔がん検査機)



舌がんの予防

舌がんの予防は生活習慣の改善と食生活が大切です。禁煙をおこなうほか、アルコールの摂取は控えるようにします。

放置している虫歯があれば治療をおこなうのはもちろんのこと、毎日の歯みがきをしっかりおこない、定期的に歯科医院で歯のクリーニング(PMTC)をおこなうなどして、口の中を清潔に保つようにします。

食生活においては香辛料の過剰摂取、高塩分食品の過剰摂取を控えるなどします。

とうがらし 香辛料の過剰摂取は避けるようにします



舌がんの治療

手術による治療を中心に、放射線、抗がん剤による治療がおこなわれます。

手術はがんの大きさによって切除範囲が決められます。腫瘍が小さければ後遺症は残りませんが、大きいものでは手術後に話しにくくなったり、食べ物の味を感じにくくなったり、食べ物を飲み込みにくくなったりします。

放射線治療では、がん細胞の遺伝子を切断して細胞分裂を止めることで腫瘍を小さくしていきます。手術と併用して、あるいは高齢などで手術ができない人におこなわれます。

抗がん剤による治療は手術、放射線による治療と併用しておこなわれます。がん細胞の分裂を抑え、がん細胞を死滅させます。

関連するページ  がん治療に伴う口腔合併症  放射線障害性ドライマウス



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