神経障害性疼痛 横浜・中川駅前歯科クリニック
神経障害性疼痛

神経障害性疼痛とは

「痛み」は、原因によって侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)、神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)、心因性疼痛の3つに分けられます。単独ではなく、複数の痛みが関与していることもあります。

神経障害性疼痛は何らかの原因によって神経が障害を受け、それによっておきる痛みのことをいいます。切り傷、打撲、骨折など、炎症や刺激による痛み(侵害受容性疼痛)とは異なり、長期にわたって痛みが続く傾向があります。

日本では2010年代になって神経障害性疼痛の治療に使用できる薬が増え、治療に関するガイドラインができるなど、治療が進歩しました。40歳以上に多く、国内には600万人以上の患者さんがいると推定されています。


痛みの分類

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神経障害性疼痛の原因

神経障害性疼痛の原因になることがある病気としては、三叉神経痛(さんさしんけいつう)、帯状疱疹(たいじょうほうしん)後の痛み、糖尿病の合併症に伴う痛み、脊髄損傷による痛みなどがあります。

開胸手術後、親知らずの抜歯後、インプラント手術後など、治療後から神経障害性疼痛がおきることもあります。


神経障害性疼痛の原因
三叉神経痛/舌咽神経痛/帯状疱疹/梅毒/悪性腫瘍/脳腫瘍/腰痛/シェーグレン症候群/脳卒中/糖尿病/脊髄損傷/腰痛/医原性神経障害
日本ペインクリニック学会編「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」による

神経障害性疼痛 2013年から啓発活動がおこなわれ、テレビCMも放送されています

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神経障害性疼痛の症状

痛みの症状は様々ですが、うずくような、灼(や)けるような、むずがゆい、しびれたような、ビーンと走るような痛みが生じます。また、数ヶ月から数年にわたり長期間痛みが続くほか、痛み対して過敏になり、通常であれば問題のない刺激も、痛みとして感じることがあります(アロディニア)。

また、痛み以外にも睡眠障害(不眠など)、活力の低下、抑うつ、ドライマウス(口腔乾燥症)、食欲不振などを伴うことがあります。これは、痛みがおきるような日常生活を避け、過度に安静を保つようになった結果としておきると考えられています。

ドライマウス 神経障害性疼痛が続くとドライマウス、食欲不振がおきることがあります

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神経障害性疼痛の治療で使用される薬

神経障害性疼痛の治療は、薬の服用が中心となります。治療は痛みを和らげるための薬の服用が中心となり、リリカ、サインバルタ、トリプタノールなどの薬が使用されます。

鎮痛薬として有名なロキソニンやボルタレンでは、効果が得られないことがほとんどです。痛みが強いときは、オピオイド鎮痛薬(医療用麻薬)が使用されることもあります。

治療は長期間かかることが多く、短期間にすぐに治療結果を求めるのではなく、あせらず長い目で根気よく治療を続けていくことが大切です。薬の服用以外では、神経ブロック療法やリハビリテーションなどの機能訓練がおこなわれます。


神経障害性疼痛の治療で使用される薬


神経障害性疼痛の治療で使用される薬(カッコ内は商品名)


【第1選択薬】
プレガバリン(リリカ)  ガバペンチン(ガバペン) 
デュロキセチン(サインバルタ)  イミプラミン(トフラニール)
アミノトリプチン(トリプタノール)  ノリトリプチン(ノリトレン)

【第2選択薬】
ワクシニアウイルス接種兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピン)
トラマドール(トラマール、トラムセット)

【第3選択薬】
オピオイド鎮痛薬(モルヒネほか)

日本ペインクリニック学会編「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」による

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