虫歯の進行止めの薬(サホライド) 横浜・中川駅前歯科クリニック

小さなお子さんは、虫歯をドリルでガリガリと削っていくことが難しいことがあります。また、虫歯が小さく、ドリルで削るほどでないこともあります。そのような時に使われるのが、虫歯の進行止めの薬です。



●虫歯の進行止めの薬とは
虫歯の進行止めの薬は、商品名を「サホライド」といいます。透明の液体で、成分はフッ化ジアンミン銀といわれるものです。フッ素と銀が入っています。

サホライド サホライド(フッ化ジアミン銀)

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●作用
フッ素の虫歯を予防する作用と銀の殺菌作用とが期待できます。歯を削らずに、薬を塗るだけで虫歯の進行が止まります。多くの虫歯において、ドリルで削って治す治療を回避することができます。前歯のほうが、奥歯よりも治療経過がよい傾向にあります。

そのほか、痛みを抑える効果(鎮痛効果)、歯がしみるのを防ぐ効果(知覚過敏予防効果)などがあります。

歯科大学がおこなった大規模な調査(下図)※1では、虫歯の進行止めの薬(サホライド)を奥歯に塗ると1年後には90.7%、3年後では64.7%の歯は、虫歯が進行していませんでした。

これは、3〜4歳で奥歯に虫歯の進行止めの薬(サホライド)を塗ると、約半数の歯はその後に虫歯が再発することもなく、ドリルで歯を削ることもなく、永久歯に生え変わることを意味します。虫歯治療に効果的な治療方法といえます。


虫歯進行抑制率(奥歯)
虫歯進行抑制率
※乳臼歯のエナメル質から象牙質への齲蝕進行抑制率
※前歯(乳前歯)は奥歯(乳臼歯、上図)よりも虫歯抑制率は高い傾向にあります。

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対象者
治療が十分にできないお子さんなど、小児が主な対象となります。最近では、寝たきりの高齢者など大人に使用されることもあります。

健康保険では、1998年に3歳未満の小児の虫歯治療に健康保険が適応になり、2001年に13歳未満の小児の虫歯治療に健康保険が適応になりました。その後、一部の大人の虫歯治療に対しても、健康保険が適応になりました。

診察 薬を塗るだけで終了します



●治療方法
治療はお子さんにとって極めて負担の少ないものです。液体の薬を虫歯に塗るだけで終わります。嫌がらずに治療を受けることができれば、治療時間はわずか1〜2分です。

薬を塗った後は、定期的(3〜6ヶ月毎)に歯科医院で虫歯が進行していないかをチェックしていきます。虫歯が進行してしまった場合は、再度薬を塗ったり、他の方法により治していきます。薬を塗った部分は、将来白いつめ物にかえていくことも可能です。

サホライド 虫歯の進行止めの薬 虫歯の進行止めの薬を塗った歯(赤丸の黒くなっている部分)

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●利点
小さなお子さんにとっては、簡単で負担の軽い治療方法です。

ドリルで削って治す治療に比べて、短時間で治療が終了します。

治療に伴う痛みはありません。

一度に数歯の治療をおこなうことができるので、来院回数を減らすことができます。



●欠点
銀が虫歯につくことにより、虫歯の部分が黒くなります。

永久歯の虫歯には、通常使用しません(虫歯の部分が黒くなるため)。

歯の手入れが悪いと、再び虫歯が進行してくることがあります。定期的なチェックが必要となります。

虫歯の状態によっては、適応にならないことがあります。



中川駅前歯科クリニックの対応
虫歯の進行止めの薬(サホライド)を塗るときは、保護者の方に塗るかどうかをご確認いただいております。歯科医師の判断により虫歯の進行止めの薬(サホライド)の使用をお勧めする場合は、その理由を詳しくご説明いたします。



※1 福本恵美子 乳臼歯隣接面初期齲蝕のフッ化ジアンミン銀による進行抑制期間とそのリスク要因 口腔衛生学会雑誌47(3)298−306


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