小児の虫歯治療 横浜・中川駅前歯科クリニック
小児の虫歯治療

中川駅前歯科クリニックでは、国際歯科連盟(世界の歯科医師会)が2000年に提唱し、世界の虫歯治療の常識となりつつある「ミニマルインターベンション(Minimal Intervention、MI)」注1の概念に基づいた、なるべく歯を削らない虫歯治療をおこなっています。

お子様の虫歯治療においては、保護者の方とご相談しながら、治療をすすめています。ご要望等がありましたら、お気軽にお申し付けください。下記は、主に乳歯を対象とした虫歯の治療方法です。ご参考になれば幸いです。



コンポジットレジン(レジン充填) 歯を削る量を少なくできる  見た目に優れる
乳歯の虫歯治療では、最も多く使用されている材料です。前歯だけでなく、奥歯の虫歯治療にも使用されます。銀歯に比べると歯を削る量を少なくでき、見た目にも優れます。また、歯型をとってから作製する必要がないため、その日のうちに治療を終えることもできます。

銀歯に比べると強度はやや落ちるという欠点がありますが、小児は大人に比べると咬む力が弱く、乳歯の多くは治療後2〜4年ほどの使用で永久歯に生え変わるため、コンポジットレジンによる治療で十分であることがほとんどです。

治療前 治療後 コンポジットレジンでの治療前(左)と治療後(右)

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●銀歯(インレー、クラウン) 強度に優れる
歯型をとり、銀歯を歯科技工所で作製して、後日装着します。奥歯の虫歯治療に使用されます。コンポジットレジンに比べると見た目は悪いものの、強度に優れます。比較的大きな虫歯の治療、歯ぎしりが強い小児の虫歯治療など、コンポジットレジンが不向きとされる虫歯の治療に使用されます。

銀歯 銀歯(部分的なつめもの、インレー)

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●乳歯冠(クラウン) 外れにくい  当クリニックではおこなっていません
上記の銀歯は歯型をとるのに対し、乳歯冠は歯型をとる必要のない銀歯です。既製のかぶせ物(クラウン)をハサミで切るだけで簡単に作製でき、その日のうちに装着できる利点があります。また、歯をスッポリ銀歯で覆ってしまうため、外れにくいという利点もあります。奥歯の虫歯治療に使用されます。

その一方で、歯型をとって作製する銀歯に比べると精度は落ち、しっかりした咬み合わせの回復が難しいという欠点があります。また、見た目が悪く、MI注1の概念に反して歯を大きく削ってしまうこと、金属アレルギーを最もおこしやすいニッケルが使用され、金属成分がフッ素の使用で容易に腐食して溶け出してしまうことも欠点です。

乳歯冠ケース 乳歯冠 最も形態の似た銀歯を選び(左)、歯に装着します(右)

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●アマルガム合金 2016年4月に健康保険から外され廃止に
コンポジットレジンと同様に、歯を削る量を少なくでき、その日のうちに治療を終えることのできます。比較的小さな虫歯の治療に使用されます。

1970年代までは頻繁に使用されていましたが、成分に水銀が含まれ、金属アレルギーの問題などから、1990年代にはほとんど使用されなくなり、2016年4月の診療報酬改定(厚生労働省)で健康保険から外され、廃止となりました。

アマルガム合金 コンポジットレジン アマルガム合金をコンポジットレジンに交換

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虫歯の進行止めの薬(サホライド) 簡単に治療ができる  治療ができないお子様などに
歯を削らずに、薬を塗るだけで虫歯の進行が止まります。ドリルで削って治す治療を回避することができますが、薬を塗った部分が黒くなる欠点があります。

サホライド 虫歯の進行止めの薬  虫歯の進行止めの薬を塗った歯(赤丸の黒くなっている部分)

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●セラミックス 見た目に優れる
見た目に優れる一方で、歯を削る量が多く、乳歯は外れやすいという欠点があります。健康保険適応外で費用がかかるため、乳歯の虫歯治療では、まずおこないません。

当クリニックでは、これまでに乳歯に対してセラミックス治療をおこなったことはありませんが、他の歯科医院で乳歯に対してセラミックス治療をされたお子様が来院されたことはあります。

診察 小児の虫歯治療


注1)ミニマルインターベンション(Minimal Intervention、MI)とは
2000年に国際歯科連盟(世界の歯科医師会)が提唱し、世界の虫歯治療の常識となりつつある概念。
これまでの虫歯治療は、虫歯になっている可能性のある部分は全て削り取り、つめ物(インレー)やかぶせ物(クラウン)をいかにして外れないかに重点を置いていました。そのため、つめ物やかぶせ物を外れないようにするために、健康な歯も大きく削っていました。
これは歯の寿命を短くしてしまうことから、虫歯治療ではなるべく歯を削らないようにしようというのが「ミニマルインターベンション」の概念です。コンポジットレジンや接着剤などの歯科材料の技術進歩により、歯を大きく削らなくても、つめ物やかぶせ物が外れることはなくなったことから可能となりました。

外れないように歯を大きく削って銀歯をがぶせる虫歯治療(1990年代まで)→(技術の進歩、MI宣言)
                      →なるべく歯を削らない、なるべく小さなつめ物にする虫歯治療(現在)

MI宣言1  MIの指針2  FDI
1.国際歯科連盟によるミニマルインターベンションの宣言(2000年)。科学的な研究データを基に、なるべく歯を削らない虫歯治療の概念が発表されました。
2.国際歯科連盟が定めたミニマルインターベンションに基づく虫歯治療の指針(2002年)。なるべく歯を削らない虫歯治療の治療方針が、世界の歯科医師に向けて示されました。
3.国際歯科連盟(FDI)は、世界130以上の国と地域、100万人以上の歯科医師が参加、国連や世界保健機関(WHO)から公式に認められている歯科医師最大の組織です。



お子様の歯とお口の健康についてご不明な点等がありましたら、ご来院の際にお気軽にスタッフまでお問い合わせください。



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