●顎変形症とは
顎変形症(がくへんけいしょう)とは上あご、下あごの骨の形の大きさ、形、バランスの異常です。
代表的な顎変形症としては下あごの骨が前に突き出た下顎前突症(かがくぜんとつしょう)、下あごの骨が小さい小下顎症(しょうかがくしょう)、上あごの骨が前に突き出た上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう)、前歯がかみ合わない開口症(かいこうしょう)、左右の顔の大きさが異なる顔面非対称があります。
顎変形症の原因としては遺伝的な要素もが大きいとされ、唇顎口蓋裂など生まれつきの病気、腫瘍、顔やあごの骨の骨折などがあります。幼少期は異常に気付かず思春期のあごが急成長する時期に気付き歯科医院に受診される人が多い傾向にあります。
関連するページ 歯列不正(不正咬合)の割合 唇顎口蓋裂
●顎変形症の症状
顎変形症の主な症状としては不正咬合と顔の変形です。見た目だけでなく、口唇が閉じにくかったり、食べ物が食べにくい、話しにくいといった症状のほか、虫歯、歯周病、口臭、睡眠時無呼吸症候群の原因になることもあります。
関連するページ
虫歯 歯周病 口臭 いびきと睡眠時無呼吸症候群
●顎変形症の治療
顎変形症の治療は歯科、口腔外科、矯正歯科、形成外科などでおこなわれます。治療を受ける人の7割が下顎前突となっています。
治療の目的はかみ合わせと見た目の改善にあります。軽度の顎変形症であれば矯正治療単独で改善しますが、ほとんどの場合は矯正治療単独での改善が難しく、入院してあごの骨を切り取るなどの手術をおこない、手術前後に矯正治療をおこなうことが多いことが多い傾向にあります。
治療期間は2〜3年ほど、手術は1〜2週間の入院、成長が終了する16〜18歳以降におこなわれます。手術をおこなう場合は矯正治療が健康保険が適応になりますが、マウスピースを使用した矯正治療(マウスピース矯正)は健康保険が適応にならないなど、使用できる材料に制限があります。
健康保険適応の矯正治療は当クリニックではおこなっていませんが、ご相談、手術をおこなう高次医療機関のご紹介はおこなっております。ご来院の際にお気軽にお問い合わせください。
関連するページ 健康保険適応の矯正治療
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方)
青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方)
小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方)
横浜線沿線からのご来院(横浜市緑区、相模原市などからご来院の方)
南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区などからご来院の方)
広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都からご来院の方)
新幹線・飛行機でのご来院(神奈川県、東京都以外からご来院の方)
関連するページ 矯正歯科・歯並び