心臓ペースメーカーと歯科治療
ペースメーカーと歯科医療機器

歯科治療で使用される医療機器のほとんどは、ペースメーカーを装着していても問題なく使用できます。電流が流れる歯科医療機器を使用していても、ペースメーカーから離れていたり、口内のみに電流が流れているため、ペースメーカーへの影響はありません。

ただし、歯科医療機器を必要以上にペースメーカーに近づけず、手から口まで電流を流す歯科医療機器(フッ素イオン導入装置など)は使用しないなどの対応は必要となります。

歯科治療を受ける際は、ペースメーカーを装着していることを必ず申し出るようにします。





●抗血栓薬

ペースメーカーを装着している人は抗血栓薬(血液サラサラの薬)を服用していることが多くあります。抗血栓薬を服用していても歯科治療をおこなうことはできますが、抜歯やインプラント手術時などに血が止まりにくいことがあります。

抗血栓薬を服用したまま歯科治療をおこなうことが多いものの、出血を伴う歯科治療をおこなうときは、歯科医師や医師と相談しながらすすめていきます。

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感染性心内膜炎(IE)

感染性心内膜炎は、心臓が細菌感染して炎症がおきている状態で、生命に危険を及ぼすこともあります。ペースメーカーを装着していても、感染性心内膜炎を引きおこす可能性は必ずしも高くはないものの、感染予防のための処置はおこなう必要があります。

歯科治療時は、感染予防のために抗生物質を服用することがあります。また、細菌の侵入経路の多くは口からとされており、虫歯や歯周病を放置したり、口内が汚れていると細菌が繁殖し、感染性心内膜炎の発症リスクが高まります。

日頃から歯みがきをしっかりおこなうだけでなく、定期的に歯科医院に通院して、検診を受け、虫歯や歯周病の治療、予防処置をおこないます。

診察

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当クリニックでは、心臓ペースメーカーを装着されている方の歯科治療に対応しています。ご不明な点等がありましたら、お気軽にお問い合わせください。



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