統合失調症とは

統合失調症とは、幻覚、妄想、会話や行動の障害のほか、感情が乏しい、意欲がわかないといった症状があらわれる病気です。以前は精神分裂病とよばれていましたが、2002年に統合失調症と病名が変わりました。

10歳代後半から30歳代にかけての発症が多く、生涯有病率は0.7%と比較的患者数の多い病気です。

ストレス

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統合失調症と歯、お口の健康

統合失調症になると、虫歯ができやすくなったり、歯周病が進行しやすくなるほか、ドライマウス、歯ぎしりを併発することがあります。

歯科医師との考え方の違いから、必要な歯科治療が進まないこともあります。ほとんどの歯が虫歯になったり、虫歯が放置されたままの人も多くいます。


1)幻覚、妄想
統合失調症の代表的な症状として幻覚、妄想があります。幻覚、妄想によって、歯に盗聴器が仕掛けられてピーピー音が鳴る、歯に盗聴器が埋め込まれたといった症状を訴えることがあります。これらの症状は、統合失調症の症状が改善されるとなくなります。

幻覚

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2)認知障害
歯科医師が虫歯を指摘しても「歯みがきをしているので大丈夫」との回答、ぴったり合った銀歯は苦しいのでゆるくしてほしいとの要望、大きな虫歯があっても痛みを全く訴えないなど、考え方の違い、感心や意欲の低下から、歯と口の健康維持に問題が生じることがあります。

歯ブラシ



3)ジスキネジア
リスペリドン(商品名:リスパダールほか)、スルピリド(同:ドグマチールほか)などの向精神薬の影響により、自分の意志とは無関係に口をすぼめる、口をとがらす、口唇をなめ回す、口をもぐもぐ動かす、舌を突き出す、下あごを動かすなどの症状があらわれることがあります。これをジスキネジアといいます。

ジスキネジアの問題として、入れ歯が合わない、入れ歯の破損、頬や舌のかみ傷、上手くかめない(咀嚼障害)、飲み込み障害(嚥下障害)、顎関節症、発音障害などの症状があらわれます。

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4)虫歯、歯周病
歯と口の健康維持への関心や意欲の低下から、全く歯をみがかず、口内は汚れだらけということもあります。

また、定期的に歯科医院に通院して予防処置をおこなっている人はほとんどおらず、痛みが生じてから、何か問題が生じてから歯科医院に通院する人が多い傾向にあります。問題が生じても、関心や意欲の低下から歯科医院に通院しない人も多くいます。

診察

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5)ドライマウス(口腔乾燥症)
向精神薬の副作用、食欲低下によるかむ回数の減少、虫歯の放置により、唾液の分泌が減少することが多くあります。唾液が減少すると、食事や話がしくい、虫歯になりやすいなどの症状があらわれます。

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6)歯ぎしり、食いしばり
向精神薬の副作用により、睡眠中や日中に、無意識に歯ぎしり、食いしばりをすることがあります。

歯ぎしり、食いしばりは、歯が削れたり、歯が折れたり、銀歯が外れたり、歯周病が進行する原因となります。睡眠中はマウスピース(ナイトガード)を装着することで歯ぎしりを防ぐ必要がありますが、統合失調症の病状によっては装着できないこともあります。

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当クリニックでは統合失調症の方の歯科治をおこなっています。統合失調症の方の歯とお口の健康、歯科治療などについて、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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