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嚥下内視鏡検査(VE)とは
食べ物や水分を飲み込み、食道に送り込む動作を嚥下(えんげ)といい、この動作に障害がある状態を嚥下障害といいます。
嚥下内視鏡検査は、鼻咽腔ファイバーという内視鏡をのど(咽頭)に入れて、食べ物や水分の飲み込み(嚥下)の状態を観察する検査です。
唾液や痰(たん)がたまっていないか、食べ物がきちんと飲み込めているか、気管に入っていないか(誤嚥)などを調べます。飲み込みに影響を与える声帯の動きも調べることができます。
この検査結果をもとに、食事の形態、食事の姿勢の調節、嚥下訓練の方針などを決めます。
検査でわかること
飲み込みやすい姿勢/飲み込みやすい食べ物/飲み込みにくい食べ物/嚥下訓練の方法 ほか
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●検査方法
鼻の穴から内視鏡を入れ、のど(咽頭)の状態を観察します。内視鏡を入れたまま食べ物や水分の一部を飲み込んでいただき観察をします。
嚥下造影検査(VF)のように造影剤を使用したり、透視室での検査は必要なく、診療室や訪問歯科診療として歯科医師がご自宅や施設にお伺いして検査をおこなうことができます。検査時間は20〜30分ほどです。
※健康保険が適応になる検査です。
※検査では少量の食べ物を摂取していただくことがあり、誤嚥がおきることがあります。
※まれに鼻やのどの出血、けいれんなどがおきることがあります。
●検査の申し込み
検査を希望される方は、お電話(
045‐910‐2277)にてご予約ください。ご家族、ケアマネジャーの方からのご予約も承っております。ご不明な点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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検査後の対応