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軽度認知障害(MCI)とは
軽度認知障害(MCI、Mild Cognitive Impairment)は、
健常者と認知症の中間にあたり、認知機能に問題は生じているものの、日常生活には支障がない状態をいいます。
厚生労働省の調査(2024年)では、2022年時点での国内の
認知症高齢者は443万人、
軽度認知障害(MCI)の高齢者は558万人と推計しています。
軽度認知障害から全ての人が認知症になるわけではなく、回復する人もいます。軽度認知障害と診断された場合は、食習慣を見直したり、定期的な運動習慣で脳の生理状態を良好に保ったり、積極的にコミュニケーションをとったり、頭を使って行動することで認知機能を使うことで、脳の機能改善や維持をはかっていきます。
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●歯の状態と認知症
厚生労働省がおこなった研究により、1)
歯の本数が少ない人、入れ歯を使用していない人は認知症になりやすい、2)
かめない人は認知症になりやすい、3)
かかりつけの歯科医院がない人は認知症になりやすいことが明らかにされています。
認知症とかかりつけ歯科医院
※平成22年厚生労働科学研究
関連するページ オーラルフレイルと口腔機能低下症
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軽度認知障害(MCI)と歯科治療
多くの認知症の方は、歯科医院への通院が困難だったり、歯や歯肉に痛みが生じても訴えなかったり、診療中に口を我慢して開けることができなかったりします。その結果、病状が進むにつれて歯科医院から遠ざかってしまいます。
歯科医師が自宅や施設に行って診療をおこなう「訪問歯科診療」もありますが、材料も豊富できめ細かな歯科診療ができるのは、歯科医院での診療となります。虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作製などをおこない、
歯科医院に通院できるうちに、しっかり治しておくことが全身の健康を維持していくうえで大切となります。
歯科治療についてご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。
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