歯周病と認知症 横浜・中川駅前歯科クリニック
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歯周病と認知症

●認知症とは

「認知症」とは、物忘れ、日付を間違えたり、場所や人を覚えられなくなったりするなどの症状をもつ脳の病気です。歯周病の予防や治療をおこなうことは、認知症を予防することにもつながります。

認知症の多くは、「脳血管性認知症」と「アルツハイマー型認知症」となっています。


認知症の主な症状

 同じことを何度も言う、聞く  置き忘れ、しまい忘れが多くなった  怒りっぽくなった

 水道の蛇口を閉め忘れる  貴重品が盗まれたと騒ぐ  計算の間違いが多くなった

 以前はあった関心事や趣味がなくなった  時間、日付、場所がわからなくなった




●脳血管性認知症

脳の血管がつまったり、破れたりして、その部分の脳の働きが悪くなることによっておきる認知症です。初期から歩行障害や運動障害を発症します。高血圧、糖尿病、喫煙などを原因としておきます。

歯周病菌も血管をつまらせる原因となりますので、歯のクリーニング(PMTC)などの歯周病の予防や治療をおこなうことによって、脳血管性認知症のリスクを減らすことも大切です。


脳血管性認知症の症状

 麻痺   意欲の低下   歩行障害   頻尿   尿失禁   構音障害   嚥下障害


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●アルツハイマー型認知症

原因は不明ですが、脳の中で様々な変化がおこり、脳の細胞が減ってしまい、知能低下や人格の崩壊がおきる認知症です。成人では1400gほどある脳の重さが、発症後10年ほどで800g以下にまで減ってしまいます。認知症の中では最も多い病気です。

歯の本数が少ないほどアルツハイマー型認知症にかかりやすい傾向にあるため、歯周病の予防や治療をおこなうことによって歯が失っていくのを防ぐことも大切です。


アルツハイマー型認知症の症状

 発症後1〜3年  もの忘れ  学習障害  感情の動揺  運動機能は正常
 発症後2〜数年  記憶障害 失行 失認 幻覚 せん妄 生活には介助が必要
 発症後8〜10年  知的機能は高度に障害  会話はほどんど不可能  歩行障害

 尿便失禁  拒食・過食  最終的には寝たきり




●歯の本数と認知症の関係※1、2

名古屋大学の研究グループがおこなった調査では、70歳後半の健康な高齢者の歯の本数は平均9本だったのに対し、脳血管性認知症患者の歯の本数は平均6本、アルツハイマー型認知症患者の歯の本数は平均3本でした。かむことが脳を活性化させ、痴呆症を防ぐと考えられています。

また、同時に頭部をCT(コンピュータ断層撮影)で撮影してその画像を調べてみると、残っている歯の本数が少ないほど脳の委縮が進んでいるという結果となりました。


歯の本数と認知症の関係※1
歯の本数と認知症との関係


疫学調査によると、歯を失うと認知症になりやすく、特にアルツハイマー型認知症において顕著にみられます。


認知症のなりやすさ(オッズ比)※2
認知症のなりやすさ


※1 河野和彦、口腔と全身の健康との関係U アルツハイマー型痴呆症への対応は歯科と医科の共同作業、8020推進財団  ※2 重富俊雄、口腔と全身の健康との関係U 臼歯喪失は学習記憶能力に影響を与える、8020推進財団



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