●口腔ケアとは
口腔ケアは、口の中をきれいに清掃する「器質的口腔ケア」と、口の機能を維持・回復することを目的とする「機能的口腔ケア」があります。どちらか一方だけでなく、この２つがうまく組み合わされることで、口腔ケアの効果がさらに高まります。
１）器質的口腔ケア
歯みがき、入れ歯の清掃、頬や舌の粘膜の清掃によって、虫歯や歯周病の予防をおこなったり、口の中をきれいにしていくことで、肺炎（誤嚥性肺炎）やインフルエンザなどを防ぎます。
私たちの体には、外部から細菌やウイルスが侵入したときに、異物を侵入させないようにする防御機能（免疫機能）をもっていますが、口の中が汚れていると、この防御機能が弱まってしまいます。
口腔ケアをおこなうことにより、肺炎、インフルエンザ、風邪を防ぎます。
入れ歯の汚れ 
歯の汚れ 
舌の汚れ
関連するページ 口腔ケアの効果 口腔バイオフィルム感染症
２）機能的口腔ケア
器質的口腔ケアを必要としている人は、身体機能の低下だけでなく、口腔機能も低下している人がほとんどです。
機能的口腔ケアでは、顔面や舌の体操、唾液腺のマッサージ、発音・構音訓練、摂食嚥下訓練などをおこなうことにより、話す、笑う、咬む、飲みこむ、呼吸するなどの口の機能を維持・回復させることを目的とします。
口腔機能維持・回復させることは、認知症進行の予防としても注目されています。
関連するページ 口腔ケア Ｑ＆Ａ 摂食嚥下障害 摂食嚥下訓練
●口腔ケアの効果、目的
口腔の健康は全身健康と密接な関係にあり、口腔ケアをおこなうことによって様々な病気を防ぐことができます。口腔ケアをおこなうことにより、下記の効果を得ることができます。口腔ケアは、心と体を元気にします。
口腔ケアの効果、目的
虫歯、歯周病（歯槽膿漏）の予防／口臭の予防／味覚の改善／唾液分泌の促進／誤嚥性肺炎、インフルエンザ、風邪の予防／口腔乾燥症（ドライマウス）の予防／会話など話す機能の改善／摂食嚥下機能の維持・回復／心臓病の予防／食事がおいしく食べれる／糖尿病の症状改善／口腔カンジダ症の予防、症状改善／認知症進行の予防／がん治療に伴う口内炎などの合併症の予防、症状改善 ほか
口腔ケアは様々な効果があります
関連するページ 誤嚥性肺炎 誤嚥性肺炎の予防 歯磨きでインフルエンザ予防
●口腔ケアの方法
口腔ケアの方法は、自分自身でおこなう「セルフケア」と、歯科医師や歯科衛生士によっておこなわれる「プロフェッショナルケア」があります。
介護を受けられている方は、これらの口腔ケアに加えて、介護や看護スタッフによる口腔ケアが大切となります。
１）セルフケア
適切な歯ブラシや歯間清掃用具（デンタルフロス、歯間ブラシ）を選び、毎日しっかり清掃をおこないます。入れ歯の清掃もおこないます。
虫歯の原因となる甘味食品の摂り方に注意して、栄養とバランスのとれた食事をよく咬んで食べます。
全身のリラックスを心がけ、顔面や口腔をよく動かし、摂食・嚥下のための口腔機能を保ちます。
定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病のチェック、口腔ケアなどをおこないます。
セルフケアに使用するスポンジブラシ
関連するページ 口腔ケア用品 歯みがきのコツ 歯のみがき方 Ｑ＆Ａ デンタルフロス
２）プロフェッショナルケア
全身状態や口の中の状況に合った、適切な口腔清掃のアドバイスを受けます。
毎日の歯みがきでは清掃できない部位の清掃（歯のクリーニング）。
毎日の清掃では取りきれなかった入れ歯の汚れの清掃をおこないます。
口の中の機能維持、回復をはかるための機能的口腔ケアをおこないます。
フッ素などの薬剤を使用した虫歯、歯周病予防、保湿剤を使用した口腔乾燥症（ドライマウス）の予防をおこないます。
口腔ケア前と後 
専用の器械を使用
関連するページ 口腔ケアの効果 歯のクリーニングの効果 ドライマウス
●口腔ケアの費用
口腔ケアは医療保険、介護保険が適応になります。介護保険が適応になる方は、制度の決まりから医療保険よりも介護保険が優先適応されます。
介護保険が適応になる場合は、居宅療養管理料として1回３００〜５００円の費用がかかります。医療保険が適応になる場合も同程度の費用がかかります。症状にもよりますが、週１回程度をめやすにおこないます。
関連するページ 訪問歯科診療の料金・費用
●口腔ケアをおこなう場所
口腔ケアは歯科医院でおこないます。入院中の場合は病院でおこないます。
ご高齢で身体が不自由であったり、身体的な障害などで通院が難しい場合は、訪問歯科診療として、歯科医師や歯科衛生士が自宅や介護施設にお伺いして、口腔ケアをおこなうことができます。
ご自宅や施設にお伺いして口腔ケアをおこなうこともできます
関連するページ 訪問歯科 認知症
口腔ケアは、口の中をきれいに清掃する「器質的口腔ケア」と、口の機能を維持・回復することを目的とする「機能的口腔ケア」があります。どちらか一方だけでなく、この２つがうまく組み合わされることで、口腔ケアの効果がさらに高まります。
１）器質的口腔ケア
歯みがき、入れ歯の清掃、頬や舌の粘膜の清掃によって、虫歯や歯周病の予防をおこなったり、口の中をきれいにしていくことで、肺炎（誤嚥性肺炎）やインフルエンザなどを防ぎます。
私たちの体には、外部から細菌やウイルスが侵入したときに、異物を侵入させないようにする防御機能（免疫機能）をもっていますが、口の中が汚れていると、この防御機能が弱まってしまいます。
口腔ケアをおこなうことにより、肺炎、インフルエンザ、風邪を防ぎます。
入れ歯の汚れ 歯の汚れ 舌の汚れ関連するページ 口腔ケアの効果 口腔バイオフィルム感染症
２）機能的口腔ケア
器質的口腔ケアを必要としている人は、身体機能の低下だけでなく、口腔機能も低下している人がほとんどです。
機能的口腔ケアでは、顔面や舌の体操、唾液腺のマッサージ、発音・構音訓練、摂食嚥下訓練などをおこなうことにより、話す、笑う、咬む、飲みこむ、呼吸するなどの口の機能を維持・回復させることを目的とします。
口腔機能維持・回復させることは、認知症進行の予防としても注目されています。
関連するページ 口腔ケア Ｑ＆Ａ 摂食嚥下障害 摂食嚥下訓練
●口腔ケアの効果、目的
口腔の健康は全身健康と密接な関係にあり、口腔ケアをおこなうことによって様々な病気を防ぐことができます。口腔ケアをおこなうことにより、下記の効果を得ることができます。口腔ケアは、心と体を元気にします。
口腔ケアの効果、目的
虫歯、歯周病（歯槽膿漏）の予防／口臭の予防／味覚の改善／唾液分泌の促進／誤嚥性肺炎、インフルエンザ、風邪の予防／口腔乾燥症（ドライマウス）の予防／会話など話す機能の改善／摂食嚥下機能の維持・回復／心臓病の予防／食事がおいしく食べれる／糖尿病の症状改善／口腔カンジダ症の予防、症状改善／認知症進行の予防／がん治療に伴う口内炎などの合併症の予防、症状改善 ほか
口腔ケアは様々な効果があります関連するページ 誤嚥性肺炎 誤嚥性肺炎の予防 歯磨きでインフルエンザ予防
●口腔ケアの方法
口腔ケアの方法は、自分自身でおこなう「セルフケア」と、歯科医師や歯科衛生士によっておこなわれる「プロフェッショナルケア」があります。
介護を受けられている方は、これらの口腔ケアに加えて、介護や看護スタッフによる口腔ケアが大切となります。
１）セルフケア
適切な歯ブラシや歯間清掃用具（デンタルフロス、歯間ブラシ）を選び、毎日しっかり清掃をおこないます。入れ歯の清掃もおこないます。
虫歯の原因となる甘味食品の摂り方に注意して、栄養とバランスのとれた食事をよく咬んで食べます。
全身のリラックスを心がけ、顔面や口腔をよく動かし、摂食・嚥下のための口腔機能を保ちます。
定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病のチェック、口腔ケアなどをおこないます。
セルフケアに使用するスポンジブラシ関連するページ 口腔ケア用品 歯みがきのコツ 歯のみがき方 Ｑ＆Ａ デンタルフロス
２）プロフェッショナルケア
全身状態や口の中の状況に合った、適切な口腔清掃のアドバイスを受けます。
毎日の歯みがきでは清掃できない部位の清掃（歯のクリーニング）。
毎日の清掃では取りきれなかった入れ歯の汚れの清掃をおこないます。
口の中の機能維持、回復をはかるための機能的口腔ケアをおこないます。
フッ素などの薬剤を使用した虫歯、歯周病予防、保湿剤を使用した口腔乾燥症（ドライマウス）の予防をおこないます。
口腔ケア前と後 専用の器械を使用関連するページ 口腔ケアの効果 歯のクリーニングの効果 ドライマウス
●口腔ケアの費用
口腔ケアは医療保険、介護保険が適応になります。介護保険が適応になる方は、制度の決まりから医療保険よりも介護保険が優先適応されます。
介護保険が適応になる場合は、居宅療養管理料として1回３００〜５００円の費用がかかります。医療保険が適応になる場合も同程度の費用がかかります。症状にもよりますが、週１回程度をめやすにおこないます。
関連するページ 訪問歯科診療の料金・費用
●口腔ケアをおこなう場所
口腔ケアは歯科医院でおこないます。入院中の場合は病院でおこないます。
ご高齢で身体が不自由であったり、身体的な障害などで通院が難しい場合は、訪問歯科診療として、歯科医師や歯科衛生士が自宅や介護施設にお伺いして、口腔ケアをおこなうことができます。
ご自宅や施設にお伺いして口腔ケアをおこなうこともできます関連するページ 訪問歯科 認知症
口腔ケア
口腔ケア 横浜・中川駅前歯科クリニック