甘いものはひかえましょう
産まれたばかりの赤ちゃんでも甘いものは大好きです。これは人間をも含めた動物の本能で、甘さはエネルギーが入ってくることのシグナルなのです。
母乳、果物、野菜などの自然のほのかな甘さは問題ありませんが、砂糖の甘さは赤ちゃんにとって強烈です。例えば糖濃度で比較しますと、果物や野菜の甘さは15%以下ですが、クッキーは30%、チョコレートは50%、あめは90%にもなります。
この時期にお子さんが好きだからと砂糖の入った甘いお菓子やジュースを与え始めますと、甘い物への欲求はエスカレートして、甘い物好きになり、虫歯や肥満にもなりやすくなります。お口や全身の健康を守る生活習慣をつくっていただくためにも、甘い物をひかえた食生活を心がけましょう。
甘いものを控えた食生活を
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歯のみがき方
歯が生える前(3〜6ヶ月)
この時期は口に触れられることを受け入れる練習をしていきましょう。口のまわりをガーゼでふく習慣をつけたり、機嫌の良い時に指でそっと歯ぐきをなでてみましょう。
歯が生え始めたら(7〜8ヶ月頃から)
歯みがきのスタートに備えて最低1日1回は歯のまわりをガーゼでふいてあげましょう。ただし、下の前歯は唾液でいつも洗われていて汚れがつきにくい状態ですので、無理矢理する必要はありません。食後にお茶や湯冷ましなどを飲ませてお口の中をきれいにする程度でもよいでしょう。
上下の歯が生えそろってきたら(1歳頃から)
上の歯は下の歯に比べて虫歯になりやすいので注意しましょう。特に寝ている間は虫歯になりやすいので、寝る前の授乳や飲食はできるだけ避けるようにしましょう。
歯はガーゼでふいてあげるほか、機嫌のいいときに歯ブラシを持たせたり、口にくわえさせるなど、歯ブラシに慣らしていきましょう。
しっかり歯みがき
お母さんのお口の中もきれいにしましょう
虫歯は主にミュータンス菌という細菌による感染症であることが分かってきました。ミュータンス菌は砂糖をエネルギーとして酸を作り出します。作り出された酸は歯を溶かし、虫歯になります。
ミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいませんが、お子さんが生後1歳半から2歳半頃の時期に主にお母さんから感染します。この時期にお母さんのお口の中にミュータンス菌がたくさんいますと、お子さんもミュータンス菌をお母さんからたくさん受け継いでしまって、生涯にわたり虫歯になるリスクも高くなります。
逆に、この時期にお母さんのお口の中のミュータンス菌が少ないと、お子さんの虫歯になるリスクは少なくなります。
お子さんが1歳半になるまでにお母さんの虫歯の治療を終えるのはもちろんのこと、歯石を取ってもらったり、日常の歯みがきでは取りきれない汚れを歯医者さんで取ってもらって、お母さんのお口の中をミュータンス菌が住みにくい環境にしていきましょう。
マイナス1歳からの虫歯予防がオススメです
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