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児童の診療

発達相談と発達検査

児童の発達検査

1歳半、3歳の健診で心身の発達の遅れを指摘されて療育を受けた、経過観察が必要と言われた、あるいは幼稚園・保育園・小学校で発達の問題があるのではないと言われたお子さんに対して、発達検査と発達相談を行っています。

医師の診察を経て、公認心理師・臨床心理士が発達検査を実施し、自閉スペクトラム症(広汎性発達障碍 ASD)や 注意欠如多動症(ADHD)の有無やその程度を診断し、保護者の方にご説明し、今後についてのアドバイスを行っています。必要であれば、検査結果と医師の所見を記載した診断書を発行することができます。

自閉スペクトラム症(ASD)の診断と支援

自閉的な傾向のあるお子さんです。自閉的な特徴として、社会的関係の障碍、言語コミュニケーションの障碍、想像力の障碍が挙げられます

この疾患は生来的なものですので、医師と公認心理師・臨床心理士がこれまでの生育歴と現症を確かめ、発達検査を実施し、自閉スペクトラム症の存在の有無や程度を確認します。そして保護者の方に疾患の性質をよくご理解いただき、学校に診断書を出すなどの環境調整を行い、適応状態が改善するよう支援します。場合によっては薬物療法も併用します。

注意欠如多動症(ADHD)の診断と治療

小学校に入学したが、落ち着きがなく多動で、学校生活や学習に困難が生じることがあります。それには様々な要因が関係していますが、注意欠如多動症(ADHD)が背景にあることも少なくありません。

この疾患は生来的なものですので、医師と公認心理師・臨床心理士がこれまでの生育歴と現症を確かめ、発達検査を実施し、ADHDの存在の有無や程度を確認します。そして保護者の方に疾患の性質をよくご理解いただき、学校に診断書を出すなどの環境調整を行い、それでも不十分な場合は薬物療法も併用します。

チック症

本人の意志とは関係なく、まばたき・顔をしかめる・首を振るなどの運動、あるいは咳払い・鼻を鳴らす、舌を鳴らす・うんうんと言うなどの音声を繰り返す状態が一定期間続きます。

発症のピークは5-6歳頃です。子供の10-20%で何らかのチック症が認められると言われていますが、多くは一過性で数ヶ月から1年以内に消失します。

ですので基本的には治療は必要なく、経過観察で結構です。症状をやめさせようと注意したり、叱責したりするのは逆効果です。

時に慢性化し、様々なチックが入れ替わり立ち代わり現れ、1年以上続く時には、トゥレット障碍と言われます。この場合にはリスペリドンなどの薬物療法も検討します。