知覚過敏
●知覚過敏とは

冷たい飲み物を飲んだり、歯をみがくとしみることはないでしょうか。

歯周病や加齢により歯肉が下がったり、間違った方法での歯みがき、歯ぎしり等によって歯が削れてしまうことがあります。すると、冷たいものや熱いものを口に含んだ時や歯みがきの時の刺激が歯の神経に伝わって、しみるような一時的な痛みを感じます。

これを「知覚過敏(ちかくかびん)」といいます。

歯がしみる 知覚過敏



なぜ歯がしみるのでしょう

歯の表面の硬いエナメル質の下には、象牙質(ぞうげしつ)があります。象牙質の中には、象牙細管という細い管が、歯の神経(歯髄)に向かって通っています。

歯肉が下がったり歯が削れると、象牙細管が歯の表面に出てしまうとがあります。冷たいもの、熱いものなどの外からの刺激はこの管を通じて歯の神経に伝わり、神経はそれらの刺激を痛みとして脳に伝えます。

虫歯でなくとも、象牙質が直接刺激にさらされる状態になれば、歯はしみて痛みを感じます。

知覚過敏の原因
知覚過敏の原因  象牙細管象牙細管

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歯がしみる人の割合

厚生労働省の調査では、熱いものや冷たいものがしみる人は8.5%にもなります。特に20歳代が多く、加齢に伴い歯がしみる人の割合は減少する傾向があります。


歯がしみる人の割合(年齢別)
歯がしみる人の割合
資料:令和4年歯科疾患実態調査(厚生労働省)



知覚過敏の原因

知覚過敏の原因で多いのが、間違った歯みがき方法、歯周病、歯ぎしり、酸蝕症(さんしょくしょう)によるものですが、様々な原因によって症状が引きおこされます。

主な原因
間違った方法での歯みがき(力の入れすぎ、動かしすぎなど)/不十分な歯みがき/歯みがき粉の使いすぎ/歯周病による歯肉退縮/硬すぎる歯ブラシ/かみ合わせ/加齢による歯肉の退縮/虫歯、歯周病の治療後/ 唾液の減少(ドライマウス)/歯ぎしりTCH(歯列接触癖)がん治療(抗がん剤治療、頭部の放射線治療)/酸味食品の多量摂取(酸蝕症)/摂食障害/歯の亀裂/破折/誤った食生活 ほか



知覚過敏になると

知覚過敏になると、歯がしみてしまうために歯みがきが十分にできません。その結果、口の中が汚れ虫歯や歯周病、口臭の原因になることもあります。また、冷たいものや熱いものが食べにくくなるなど、本来楽しいはずの食事も苦痛になってしまいます。

知覚過敏になると
知覚過敏の弊害

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