薬剤性ドライマウス

薬の服用を原因としてドライマウス(口腔乾燥症)を発症する人は多くいます。特に中高年になると何らかの病気をかかえて薬を服用していることが多く、口の渇きを訴えて歯科医院を受診する人が増えています。



●ドライマウスを引き起こすことのある薬

薬の説明書きに「口渇」、「口内乾燥」、「口腔乾燥」と書かれているものが、主にドライマウスを引き起こすことのある薬です。日本ではたくさんの薬が使用されており、独立行政法人医薬品医療機器総合機構によると、アレルギー、血圧、不整脈、喘息、うつ、咳止めなど、4000種類以上の医薬品が唾液の分泌を抑える作用があります。


ドライマウスをきたすことのある医薬品の品目数
症状(記載内容) 口渇 口内乾燥 口腔乾燥
医薬品数 4697 383
※独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページより(2014年3月現在)


ドライマウスを引き起こすことのある主な薬
抗ヒスタミン剤/抗アレルギー剤/抗うつ剤/抗精神病薬/抗不安薬/利尿薬/抗痙攣剤/抗パーキンソン病薬/抗悪性腫瘍薬/抗ウイルス薬/X線造影剤/鎮痛剤/抗炎症薬/鎮咳去痰剤/気管支拡張薬/血管拡張薬/降圧剤

薬 多くの薬が唾液の分泌を減らす作用があります

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ドライマウスの頻度

多くの薬はドライマウスを引き起こす頻度は5%未満となっていますが、中には高い頻度でドライマウスを引き起こす薬もあります。


ドライマウスを引き起こすおことのある薬の一例
販売名 一般名 主な用途 口腔乾燥の頻度
トフラニール 塩酸イミプラミン うつ病 34.3%
リタリン 塩酸メチルフェニデート ナルコレプシー 32.9%
デトルシトール 除放性酒石酸トルテロジン 頻尿、尿失禁 32.8%
チガソン エトレチナート 皮膚の角化異常 24.8%
カタプレス クロニジン塩酸塩 高血圧 19.0%

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●薬を服用すると口が渇く理由

一部の薬は、神経が唾液を分泌する細胞に伝える情報を遮断してしまったり、唾液を分泌する細胞とくっついてしまって神経が情報を伝えられなくなるためと考えられています。


唾液を服用すると口が渇く理由 薬を服用すると口が渇く理由



●薬剤性ドライマウスの治療

薬が原因でドライマウスを発症している場合は、薬の服用中止、減量、もしくは変更をおこないます。ただ、これらができれば理想ですが、ドライマウスのために薬の服用を中止したり、減量できないことも多くあります。その場合は、歯科医院などで一般的なドライマウスの治療もあわせておこなっていきます。

薬 服用している薬が原因でドライマウスになることも…


当クリニックはドライマウス(口腔乾燥症)唯一の学会組織である「ドライマウス研究会」が発足した2002年からメンバーとして参加しています。



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