●歯科治療で使用するレントゲン写真
歯科医院では、治療や検診の際にレントゲン写真を撮影することがあります。レントゲン写真は、歯科医師の見た目では分からない虫歯の発見や歯周病の進行状態、親知らずの状態を調べるのに欠かせません。
パノラマレントゲン写真
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●妊娠中のレントゲン写真撮影
妊娠中でも必要があれば、歯科治療の際にレントゲン写真の撮影をおこなうことがありますが、全く問題はありません。
歯科治療の際に撮影するレントゲン写真の放射線量は、0.01〜0.03mSvと非常に少ないものとなっています。また、腹部から離れた部位(顔)を撮影し、腹部は鉛が入ったX線防護エプロンで守られています。腹部に受ける放射線量は0mSvに近く安全です。
歯科レントゲン写真の放射線量(単位:
mSv、ミリシーベルト)
方法 |
放射線量 |
口内法エックス線撮影(小さなレントゲン写真) |
0.01〜0.02 |
パノラマエックス線撮影法(大きなレントゲン写真) |
0.02〜0.03 |
※メーカーの測定による。
妊娠時にレントゲンを撮影しても問題はありません
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●放射線による胎児への影響
妊娠中にレントゲン写真を受けたことで考えられる影響には、流産、胎児の奇形や発育遅延があります。
胎児への影響は、放射線を受けた時期により異なります。受精後9日までは、妊娠に気付かないうちに胚が死んでしまいます。受精後2週〜15週(妊娠1〜4ヶ月)までの時期は、放射線により胎児が奇形や発育遅延を発症する可能性があります。
ただし、これらの障害を及ぼす放射線量は100mSv以上で、防護エプロンを使用せずに腹部に向けて、一度に数千枚の歯科レントゲン写真を撮影しない限りおきません。
放射線による胎児への影響※レントゲン写真1枚の放射線量は0.01〜0.03mSvです。
時期 |
影響 |
放射線量 |
着床前期 |
受精〜9日 |
胚死亡 |
100mSv以上 |
器官形成期 |
受精後2〜8週 |
奇形 |
胎児期 |
受精後8週〜出生 |
発育遅延 |
特に受精後8〜15週 |
精神発達遅延 |
120mSv以上 |
※ICRP(国際放射線防護委員会)による。
胎児への影響はありません
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●中川駅前歯科クリニックの取り組み
当クリニックでは、レントゲン写真の撮影は必要最少限にとどめております。必要以上にレントゲン写真の撮影をおこなうことはありません。
レントゲン写真撮影装置は、被曝量が最小レベルの機種を導入しています。従来のレントゲン写真に比べると、1/5〜1/10の線量での撮影が可能です。
レントゲン写真の撮影を希望されない患者様においては、レントゲン写真の撮影を無理におこなうことはありません。
ご心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。
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