●床矯正とは
床矯正(しょうきょうせい)とは、取り外しができる入れ歯のような装置(床矯正装置)を使用した治療です。通常の矯正治療よりも費用が安く、取り外しができるのが特徴です。
床矯正装置が最も多く使用されるのは5〜8歳の小児です。永久歯の前歯が生えると、歯並びがデコボコしているなどの歯列不正に気付くことが多いためです。
床矯正で使用する装置は数十種類もあり、1日に12〜20時間ほど装着して、定期的に装置のネジを回していくことにより、成長が悪いあごを大きくしたり、歯を動かして歯列不正を治していきます。治療期間は個人差はありますが、多くは1年ほどです。
床矯正装置
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床矯正のメリット
小児期に開始するとあごの骨や顔の成長も促すことができます。
必要に応じて装置を外すことができます。
装置を外して歯みがきができるので虫歯や歯周病になりにくい。
一般的な矯正治療に比べて治療費が安い傾向があります。
いびき、睡眠時無呼吸症候群の発症予防、症状軽減がはかれます。
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●床矯正のデメリット
症状により適応にならないことがあります。
床矯正の後にワイヤーを使用した矯正治療が必要になることがあります。
取り外しができるため、装置をなくしたり、壊すことがあります。
装置を装着しない時間が長いと治療が進まないことがあります。
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床矯正治療を始める時期
床矯正治療は、主に前歯の永久歯が生えた頃、5〜8歳頃に始めます。年齢により使用できない装置もありますので、歯並びがデコボコしているなどの歯列不正に気付いたら、早めに受診されることをおすすめします。
床矯正は5〜8歳頃に始めます
関連するページ 矯正治療を始める時期
●治療の流れ
1.ご相談(初診時)
お口の中を診査した後に、ご相談をお受けします。床矯正についてご説明をさせていただきます。
ゆっくりお考えいただき治療を希望されるようでしたら精密検査をさせていただきます。
お気軽にご相談ください
ご相談だけでも構いません。お気軽にお問い合わせ、ご来院ください(電話番号:045-910-2277)。
2.精密検査
レントゲン写真、歯の型、写真をとります。
これらの結果を分析して正確な診断と治療方針を立てます。
3.検査結果のご説明
精密検査によって得られた診断をもとに、治療内容、期間、費用の詳細をご説明させていただきます。
十分ご納得いただいたうえで治療方針を決定させていただきます。
4.治療
床矯正装置を使用して治療をさせていただきます。
1〜3か月に1回程度、歯科医院で調整をさせていただきます。
治療
5.治療後の定期検査
治療を終えてからもかみ合わせが安定しているかどうかをチェックさせていただきます。
●治療例
小児(7歳)
治療前 治療中 治療後
前から2番目の歯(側切歯)の入るすき間がありません。床矯正装置を使って、すき間をつくります。治療後に前から2番目の歯がきれいに生えてきました。
小児(6歳)
治療前 治療中 治療後
すき間がないので、下の前歯がでこぼこに生えてきました。床矯正装置を使って、すき間をつくった結果、きれいな歯並びになりました。
●治療費
床矯正は自費診療となります。当クリニックで診させていただいている患者様の多くは30万円前後ですが、患者様一人ひとりの症状に応じて治療の内容や期間は異なり、治療費用も変わります。治療開始前に全体的な費用、お支払い方法について、詳しくご説明させていただきます。
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※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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