●総入れ歯と部分入れ歯
入れ歯には、総入れ歯と部分入れ歯があります。総入れ歯とは、歯が全てなくなったときに使用する入れ歯です。総義歯、全部義歯、全部床義歯、フルデンチャーとも呼ばれます。
部分入れ歯とは、歯がまだあるときに使用する入れ歯です。部分義歯、部分床義歯、パーシャルデンチャーとも呼ばれます。
総入れ歯と部分入れ歯
総入れ歯(総義歯、全部床義歯):歯が全くないときに使用する入れ歯
部分入れ歯(部分義歯、部分床義歯):歯があるときに使用する入れ歯
総入れ歯 部分入れ歯
関連するページ 入れ歯 Q&A
●プラスチックの入れ歯と金属の入れ歯 金属義歯は違和感が少ない
プラスチックの入れ歯(レジン義歯、レジン床義歯)は健康保険適応のため、費用が安いという利点があります。その一方で、厚みがあり違和感が強い、壊れやすい、食べ物のおいしさ(熱さ冷たさ)が伝わりにくいという欠点があります。
金属の入れ歯(金属義歯、金属床義歯)は薄くできて違和感が少ない、丈夫で壊れにくい、食べ物のおいしさ(熱さ冷たさ)が伝わりやすいという利点があります。その一方で、健康保険適応外のため、費用がかかるという欠点があります。
プラスチックの入れ歯と金属の入れ歯
プラスチックの入れ歯:費用が安い(保険適応)、違和感が強い、壊れやすい
金属の入れ歯:費用がかかる(保険適応外)、違和感が少ない、壊れにくい
プラスチックの入れ歯(左)と金属の入れ歯(右)
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●入れ歯のバネ ホワイトクラスプは2019年に治療を終了させていただきました
部分入れ歯は主にバネ(鉤、クラスプ)を使用して、入れ歯が外れないようにします。バネには金属製のバネ、白くて目立ちにくいバネ(ホワイトクラスプ)があります。
入れ歯のバネの種類
金属製のバネ:費用が安い(保険適応):見た目が悪い、調整がしやすい
ホワイトクラスプ:費用がかかる(保険適応外)、見た目に優れる
金属製のバネ(左)と白いバネ(右)
関連するページ 白いバネの入れ歯(ホワイトクラスプの入れ歯) ホワイトクラスプ Q&A
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磁石を使用した入れ歯(マグネット義歯) 金属バネがないので見た目に優れる
磁石を使用した入れ歯は、入れ歯に高性能の超小型磁石を取り付けたものです。強力な磁力により、ガタつきのないピッタリと適合する入れ歯を可能としました。バネを使用しないため、見た目に優れます。
関連するページ 磁石を使った入れ歯 磁石を使った入れ歯 Q&A
●バネを全く使用しない入れ歯(ノンクラスプデンチャー) 見た目に優れる
ノンクラスプデンチャーはバネを使用しない入れ歯です。金属製のバネを使用しないため、見た目に優れます。そのほか、軽い、入れ歯を薄くできるという特徴があります。2010年代から使用する人が急増している入れ歯です。
バネを使用しない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)
関連するページ ノンクラスプデンチャー
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入れ歯の面積を小さくした入れ歯 見た目に優れ違和感が少ない
コンティースは内側を金属、外側をノンクラスプデンチャーのような形態にすることで、ウェルデンツは歯肉部分をなくすことで見た目に優れ、違和感が少ないという特徴があります。
コンティース(左)とウェルデンツ(右)
関連するページ コンティース ウェルデンツ(ノンクラスプデンチャー)
●クッションを使用した入れ歯 痛みが少ない
シリコン製のクッション(コンフォート)を使用することにより、歯肉に優しく、痛みが少なく、かむ力は増し、外れにくい入れ歯となります。
白いところがシリコン
関連するページ コンフォート コンフォート Q&A コンフォートの使用感
●インプラントを使用した入れ歯(インプラント義歯) 外れにくくよくかめる
入れ歯が不安定なときなどは、インプラントを使用することで入れ歯の安定をはかる方法もあります。通常の入れ歯よりもよくかめるほか、インプラントだけの治療よりも簡単で、治療期間が短く、費用も安く済みます。
インプラント2本(左)、4本(右)埋入して磁石式の入れ歯を作製した例
関連するページ インプラント インプラント義歯
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