潰瘍性大腸炎 横浜・中川駅前歯科クリニック
潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎(UC)とは、大腸の内側の粘膜に炎症がおき、粘膜がただれたり、潰瘍ができる病気です。

炎症の部位は大腸のみで、腸管に炎症がおきることによる腹痛や下痢、血の混じった便があり、症状は良くなったり、悪くなったりを繰り返します。体重減少、全身の倦怠感、発熱、貧血などの症状があらわれることもあります。

若年者から高齢者まで発症しますが、20歳代での発症が最も多く国内患者数は20万人近くいるとされています。これまで欧米で多いことが知られていましたが、日本でも患者数が急増しています。

発症頻度に男女差はなく、多くは軽症から中等症の患者さんで、重症の患者さんは1割ほどとなっています。

治療は抗炎症薬(5-アミノサリチル酸製剤 ペンタサ、アサコール、サラゾピリン)、ステロイド薬(プレドニン、プレドニゾロン)による治療が中心となります。免疫抑制薬が使用されることもあります。

発症してから10年以上の患者さんは大腸がんの発症リスクが高く、そのため定期健診は必須となります。クローン病(CD)とともに炎症性腸疾患(IBD)に分類され、厚生労働省から指定難病に認定されてます。

腹痛

当クリニックでは管理栄養士が在籍し、潰瘍性大腸炎の方の栄養指導(食事相談)をおこなっています。お気軽にご相談ください。

関連するページ  クローン病  食育・栄養  栄養指導 Q&A



潰瘍性大腸炎と口の中の病気、歯科治療

虫歯、歯周病
横浜市立大学、大阪大学などがおこなった共同研究によると、虫歯菌(ミュータンス菌)に感染すると潰瘍性大腸炎となるリスクが4.5倍になるとのことです。虫歯菌は何らかの形で潰瘍性大腸炎に関わりをもっていると考えられています。

中等度から重度の患者さんは、炎症を抑えるためにステロイド薬や免疫抑制薬による治療がおこなわれることがあります。これらの薬を長期間使用していると虫歯になりやすく、歯周病が進行しやすい傾向にあります。そのため、歯科医院での定期的な歯のクリーニングなど、十分な予防処置が必要となります。

診察

関連するページ  虫歯  歯周病  歯科検診(歯のクリーニング)



2)口内炎
口内の粘膜、特に頬の粘膜に口内炎が多発することがあります。痛みを伴うときは、塗り薬、うがい薬、漢方薬などを使用による治療をおこないます。

関連するページ  口内炎・口唇炎



3)口腔カンジダ症
ステロイド薬や免疫抑制薬の影響により、口内にカビが繁殖する病気「口腔カンジダ症」を発症しやすくなります。カンジダが繁殖すると、口の中がヒリヒリ痛む、食べ物を口にしたときに痛む(接触痛)、食べ物の味を感じにくい(味覚障害)などの症状があらわれます。薬の使用により治療をおこないます。

関連するページ  口腔カンジダ症  口腔カンジダ症の原因  口腔カンジダ症の治療



4)抜歯、歯周外科手術、インプラント手術
ステロイド薬や免疫抑制薬による治療を受けているときは、抜歯、手術後に感染しやすかったり、傷の治りが遅い傾向があります。そのため、十分な感染予防などの処置が必要となります。

手術

関連するページ  インプラント  ステロイド療法をお受けになられている方の歯科治療



5)顎骨壊死
ステロイド薬を長期間使用していると骨折のリスクが高まるため、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬を使用することがあります。

骨粗鬆症の薬を使用しているときに抜歯などの出血を伴う治療をおこなったり、合わない入れ歯を使用していたり、口内が汚れていると、あごの骨が細菌に感染し、腐ってしまう病気「顎骨壊死(がっこつえし)」をおこすことがあります。

関連するページ  骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ) Q&A


当クリニックでは潰瘍性大腸炎の方の歯科治療をおこなっています。潰瘍性大腸炎の方の歯とお口の健康、歯科治療などについて、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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