クローン病とは

クローン病(CD)とは、口、小腸、大腸、肛門などに炎症がおきる病気です。腸管に炎症がおきることによる腹痛や下痢、食欲不振や不十分な栄養吸収が十分による体重減少、全身の倦怠感、発熱などの症状があらわれます。

原因は不明ですが、食生活の欧米化による動物性脂肪の摂取増加、きれいすぎる衛生環境も原因の一つとされています。歯周病菌の関与も疑われています。

治療では、食事制限や脂肪を制限した栄養剤の服用による栄養療法、腸管の炎症を抑える薬物療法により症状を改善していきます。腸管の出血が止まらないとき、腸閉塞をおこしたときは外科手術がおこなわれます。

10~20歳代の若年者に多く発症し、男女比は2:1と男性に多く、国内患者数は4万人以上とされています。潰瘍性大腸炎(UC)とともに炎症性腸疾患(IBD)に分類され、厚生労働省から指定難病に認定されてます。

腹痛

当クリニックでは管理栄養士が在籍し、クローン病の方の栄養相談、食事相談をおこなっています。お気軽にご相談ください。

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クローン病と口の中の病気、歯科治療

1)口内炎、口唇炎
口内やのどに口内炎が多発したり、唇が大きく腫れることがあります。痛みを伴うときは、塗り薬、うがい薬、漢方薬などを使用による治療をおこないます。

関連するページ  口内炎・口唇炎



2)虫歯、歯周病
中等度から重度の患者さんは、炎症を抑えるためにステロイド薬や免疫抑制薬による治療がおこなわれることがあります。これらの薬を長期間使用していると虫歯になりやすく、歯周病が進行しやすい傾向にあります。そのため、歯科医院での定期的な歯のクリーニングなど、十分な予防処置が必要となります。

歯のクリーニング

関連するページ  虫歯  歯周病  歯科検診(歯のクリーニング)



3)口腔カンジダ症
ステロイド薬や免疫抑制薬の影響により、口内にカビが繁殖する病気「口腔カンジダ症」を発症しやすくなります。カンジダが繁殖すると、口の中がヒリヒリ痛む、食べ物を口にしたときに痛む(接触痛)、食べ物の味を感じにくい(味覚障害)などの症状があらわれます。薬の使用により治療をおこないます。

関連するページ  口腔カンジダ症  口腔カンジダ症の原因  口腔カンジダ症の治療



4)抜歯、歯周外科手術、インプラント手術
ステロイド薬や免疫抑制薬による治療を受けているときは、抜歯、手術後に感染しやすかったり、傷の治りが遅い傾向があります。そのため、十分な感染予防などの処置が必要となります。

関連するページ  インプラント  ステロイド療法をお受けになられている方の歯科治療



5)顎骨壊死
ステロイド薬を長期間使用していると骨折のリスクが高まるため、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬を使用することがあります。

骨粗鬆症の薬を使用しているときに抜歯などの出血を伴う治療をおこなったり、合わない入れ歯を使用していたり、口内が汚れていると、あごの骨が細菌に感染し、腐ってしまう病気「顎骨壊死(がっこつえし)」をおこすことがあります。

薬

関連するページ  骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ) Q&A



6)掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
手足に膿がたまる病気である掌蹠膿疱症は、クローン病を合併することがあります。

関連するページ  掌蹠膿疱症


当クリニックではクローン病の方の歯科治療をおこなっています。クローン病の方の歯とお口の健康、歯科治療などについて、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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