ターナー症候群 横浜・中川駅前歯科クリニック
ターナー症候群
ターナー症候群とは

ターナー症候群は、女性のみにおこる病気で、低身長、外反肘(がいはんちゅう、ひじから先が真っすぐではなく少し外に向いている)、心臓病(心室中隔欠損症ほか)、性腺機能の低下(二次性徴がおきない)などの症状があります。

遺伝性の病気ではなく誰もがおこりうる病気で、知的障害もないことから気付きにくく、身長が低い、思春期が遅い、不妊などから病気に気付き、診断されることもあります。出生女児の1000〜2500人に1人の割合で生まれ、日本では4万人ほどの患者さんがいるとされています。

多くの人が健康な生活を送ることから「病気」ではなく「体質」ととらえ、「ターナー女性」と呼ぶべきとの意見もあります。

女性

当クリニックではターナー症候群の方の歯科治療をおこなっています。歯とお口の健康、歯科治療について、ご不明な点等がありましたらお気軽にご相談ください。



ターナー症候群と歯科診療

1)歯、歯並び
歯が十分に作られなかったり(形成不全)、小さな歯、歯の根が短い(短根歯)、口の天井が高い(高口蓋)が報告されています。また、下あごが小さい(小下顎)のも特徴で、そのため歯並びがデコボコになることもあります。矯正治療は健康保険が適応になります。

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2)糖尿病
ターナー症候群の合併症の一つに糖尿病があり、糖尿病の合併症の一つに歯周病があります。

糖尿病の症状が悪化すると歯周病の症状が悪化し、歯周病の治療をおこなうと糖尿病の症状が改善するなど、糖尿病と歯周病は密接な関係があります。定期的に歯科医院で歯のクリーニングをおこなうなどして、歯周病の予防や治療をおこなっていきます。

診察

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3)骨粗しょう症
女性ホルモンの分泌が少ないことによって骨密度が低下し、10代のうちから骨粗しょう症になりやすいとされています。通常は女性ホルモン(エストロゲン)補充療法により骨密度を維持しますが、治療薬としてビスホスホネート系薬剤を使用するときは顎骨壊死をおこすことがまれにあるため注意が必要となります。

関連するページ  薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)  骨粗鬆症と抜歯、インプラント治療


4)睡眠時無呼吸症候群
頭蓋や顔面の骨格の形態により睡眠時無呼吸症候群を発症しやすく、歯科で作製するマウスピースにより症状は改善します。

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