●スマイルデンチャーとは
スマイルデンチャーは、ノンクラスプデンチャーの一つで、金属製のバネを使用しない入れ歯です。金属製のバネを使用しないため、目立たず審美性に優れています。また、入れ歯を薄くできるため、軽くて違和感が少ない特徴があります。
スマイルデンチャーは2004年に使用が始まった比較的新しいノンクラスプデンチャーですが、日本では最も多く使用されています。
スマイルデンチャー
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●スマイルデンチャーの特徴
他のノンクラスプデンチャーと比較して、スマイルデンチャーには下記の特徴があります。
1)高い実績
取り扱う歯科医院が多く、日本で最も普及しているノンクラスプデンチャーです。これまでに25万床(2021年現在)を作製しています。
2)柔らかい、装着感に優れる、壊れにくい
エステショットに使用されている材料「ポリエステル樹脂」、ジェットカーボ義歯などに使用されている材料「ポリカーボネート樹脂」に比べると、スマイルデンチャーに使用されている材料「ポリアミド樹脂(ナイロン)」は、柔らかい特徴をもちます。
柔らかいため、痛みが出にくく、装着感に優れます。落としたり踏みつけても壊れにくい、割れにくいといった特徴もあります。
一方で、柔らかいために咬む力を歯肉に伝えにくい、表面が傷つきやすい、やや変色、劣化しやすい欠点があります。これは、ポリアミド樹脂(ナイロン)を使用したバルプラスト、ルシトーンFRS、フレキサイト、フレックススターVなどのノンクラスプデンチャーにも共通する特徴です。
3)種類が多い
他のノンクラスプデンチャーに比べると種類が多く、金属、磁石、シリコンを使用したもの、大きな入れ歯に対応できるように硬めの材料でできたものがあります。
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●特殊なスマイルデンチャー
スマイルデンチャーには、通常のスマイルデンチャー以外に下記があります。
1)スマイルデンチャーC+(シープラス)
金属(コバルトクロム合金)の入れ歯(金属床義歯)を組み合わせたスマイルデンチャー。金属を取り入れることにより、より丈夫に、違和感が少なく、咬む機能を歯肉に伝えやすいスマイルデンチャーとなります。
金属を使用していますが、見た目にはわかりません
関連するページ 金属の入れ歯 金属の入れ歯 Q&A
2)スマイルデンチャーTi+(ティープラス)
金属(純チタン)の入れ歯(金属床義歯)を組み合わせたスマイルデンチャー。「スマイルデンチャーC+」よりも軽いのが特徴です。
3)スマイルデンチャー磁+(ジープラス)
スマイルデンチャーに超小型磁石を組み込んだもの。強力な磁石を組み込むことにより、より安定感が増します。
銀色の部分が磁石となっています
関連するページ 磁石を使った入れ歯 磁石を使った入れ歯 Q&A
4)スマイルデンチャーシリコン
スマイルデンチャーにシリコンを組み込んだもの。シリコンを組み込むことにより、より歯肉に優しく、痛みの出にくいノンクラスプデンチャーになります。スマイルデンチャー以外にシリコンを組み込んだ入れ歯としては、「コンフォート」があります。
白色になっている部分(線で囲んだ部分)がシリコン
関連するページ コンフォート コンフォート Q&A
5)スマイルデンチャーシリコンC+(シープラス)
1)と4)を組み合わせたスマイルデンチャーで、痛みが少なく、入れ歯の歯の本数が多い人に向いています。
6)スマイルデンチャーシリコンTi+(ティープラス)
2)と4)を組み合わせたスマイルデンチャーで、痛みが少なく、軽いという特徴があります。
7)スマイルデンチャーFit(フィット)
スマイルデンチャーに使用されている材料「ポリアミド樹脂(ナイロン)」は、精度、咬む機能の問題から大きな入れ歯には不向きでした。この問題を解決したのがフィットで、他のスマイルデンチャーよりもやや硬めのポリアミド樹脂でできています。
歯肉の部分が、通常タイプよりもやや赤みを帯びます
8)コンティース
スマイルデンチャーの会社が開発した、内側に金属を使用することで入れ歯の面積を小さくした入れ歯。外側はスマイルデンチャーとほぼ同じ形態となっています。
内側を金属にすることで違和感が少なく発音しやすい設計になっています
関連するページ コンティース(違和感の少ない入れ歯)
●スマイルデンチャーの治療例
スマイルデンチャーは1本だけの小さな入れ歯から、10本以上の大きな入れ歯まで、様々なケースに使用できます。前歯にも奥歯にもスマイルデンチャーは使用できます。
1)上の前歯にスマイルデンチャーを使用
治療前と治療後
2)下の左右奥歯にスマイルデンチャーを使用
治療前と治療後
●スマイルデンチャーの費用
スマイルデンチャー、スマイルデンチャーFitの費用は12万円(税込)となります。
金属を使用した「スマイルデンチャーC+」、「スマイルデンチャーTi+」、シリコンを使用した「スマイルデンチャーシリコン」は17万円(税込)となります。
金属とシリコンを使用した「スマイルデンチャーシリコンC+」、「スマイルデンチャーシリコンTi+」は22万円(税込)となります。
超小型磁石を使用した「スマイルデンチャー磁+」は、12万円(税込)の費用と、磁石1ヶ所につき5万円(税込)の費用がかかります。
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