●熱中症とドライマウス
熱中症による体内の水分不足は、唾液の分泌を減らしてドライマウスを発症させることがあります。唾液の減少は、虫歯、歯周病、口臭のリスクを高めます。
1)脱水による唾液減少
熱中症は体内の水分が失われる脱水症状からおこり、これによって唾液の分泌が減少して口の中が乾燥しやすくなります。
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2)熱中症のサイン
口の中の乾燥は身体が水分不足であることを示すサインでもあり、熱中症の初期段階であらわれることがあります。
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3)口内環境の悪化
熱中症により唾液の分泌が減ると、口の中を中性に保つ働きや細菌の繁殖を抑える作用が低下して、虫歯、歯周病、口臭のリスクが高まります。
関連するページ 虫歯 歯周病 口臭
●ドライマウス(熱中症)の対策
ドライマウスの対策としては、こまめな水分補給、カフェイン、アルコール、糖分の含まれていない飲み物での水分補給、鼻呼吸を心がけること、エアコンによる乾燥対策などが重要となります。
1)こまめな水分補給
一度に大量の水分補給よりも、水や麦茶などを少量ずつこまめの水分補給が有効です。コーヒー、緑茶、ビールなどカフェイン、アルコールの入った飲み物は利尿作用があるため、糖分が含まれた飲み物は虫歯の原因となるため、可能であれば避けるようにします。
2)経口補水液の活用
脱水症状がある場合は経口補水液の活用が効果的です。
3)鼻呼吸を心がける
口呼吸は口の中を乾燥させるため、鼻呼吸を意識することが大切です。
4)室内の乾燥対策
熱中症の多くは室内でおきているため、気温が高いときはエアコンが必須となります。エアコンの使用は室内を乾燥させるため、洗濯物や濡れたタオルを干す、濡れマスクの着用、加湿器の使用などで湿度を保つようにします。
5)唾液を促す工夫
ガムをかむなどして唾液の分泌を促すことも有効です。
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