●バルプラストとは
部分入れ歯は金属製のバネを使用しているため、見た目に悪いだけでなく、バネを引っかける歯に大きな負担をかける欠点がありました。この弱点を改良するために1940年代から研究が進められ、1956年に世界最初のノンクラスプデンチャー「バルプラスト」がアメリカで開発されました。
金属製のバネを使用しないため、目立たず審美性に優れています。また、入れ歯を薄くできるため、軽くて違和感が少ない特徴があります。
バルプラストは世界95ヶ国以上で使用されています。日本では2008年に厚生労働省に認可され、本格的に使用が始まりました。当クリニックでは、2000年よりバルプラストを使用した治療をおこなっています。
従来の入れ歯とバルプラスト
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●バルプラストの特徴
他のノンクラスプデンチャーと比較して、下記の特徴があります。
高い実績
バルプラストが開発されてから50年以上の歴史があり、日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパなど多くの国で、多くの人に使用されています。日本国内だけでも10万以上を作製している、最も代表的なノンクラスプデンチャーです。
柔らかい、装着感に優れる、壊れにくい
エステショットに使用されている材料「ポリエステル樹脂」、ジェットカーボ義歯などに使用されている材料「ポリカーボネート樹脂」に比べると、バルプラストに使用されている材料「ポリアミド樹脂(ナイロン)」は、柔らかい特徴をもちます。
柔らかいため、痛みが出にくく、装着感に優れます。落としたり踏みつけても壊れにくい、割れにくいといった特徴もあります。バルプラストは、ポリアミド樹脂(ナイロン)を使用したノンクラスプデンチャーの中では最も柔らかい樹脂でできています。
一方で、柔らかいために咬む力を歯肉に伝えにくい、軟らかいために表面が傷つきやすい、やや変色、劣化しやすい傾向があります。
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●バルプラストの治療例
バルプラストは1本だけの小さな入れ歯から、10本以上の大きな入れ歯まで、様々なケースに使用できます。見えない部分に金属の入れ歯(金属床義歯)と併用することもできます。
下あごの奥歯に使用 金属の入れ歯との組み合わせ
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●バルプラストの費用
12万円(税込)となります。金属の入れ歯を組み込んだ特殊なバルプラストは17万円(税込)となります。
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