矯正治療と金属アレルギー 横浜・中川駅前歯科クリニック

●金属アレルギーとは

病気の発生率としては低いものですが、歯科材料、日常生活用品、食品の中に含まれる金属によって、口内炎や口唇炎をおこしたり、皮膚炎などを引きおこす病気のことをいいます。

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金属アレルギーの検査方法

金属アレルギーを検査するには、皮膚科などの病医院で「パッチテスト」という検査をおこないます。パッチテストにより、何の金属にアレルギーがあるのかがわかります。

パッチテスト試薬 パッチテスト試薬   パッチテスト結果 パッチテスト結果

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矯正治療と金属アレルギー

矯正治療では、ワイヤー(針金)などの金属製品を歯につけます。金属製品には、金属アレルギーの原因となることのあるニッケル、クロム、コバルトがよく使用されます。

金属アレルギーがあれば、(1)マウスピースを使用して矯正治療をおこなう(マウスピース矯正)、(2)アレルギーのある金属が含まれない金属製品を使用して治療をおこないます。

また、金属アレルギーが心配であれば、マウスピースを使用して矯正治療をおこなったり、プラスチック、セラミックスのほか、チタンなどアレルギーをおこしにくい金属を使用して矯正治療をおこないます。

マウスピース矯正・インビザラインマウスピース矯正 インスパイアシンシアブレースセラミックブラケット

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●マウスピース矯正

マウスピース矯正は、従来のワイヤー(針金)を使用した矯正治療とは異なり、マウスピースを使用して歯並びをきれいにしていく新しい矯正治療です。金属を使用しないため、金属アレルギーにかかっている人にとっては安全な治療といえます。

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●矯正治療で使用される金属製品

矯正治療では、いくつかの金属を混ぜ合わせた、コバルトクロム合金、チタン合金、ニッケルチタン合金などの合金が使用されます。一般に「ステンレス」といわれるものが多く使用されます。この中で金属アレルギーをおこしにくいのはチタン合金ですが、性能が劣ることが多く、あまり使用されていません。

矯正治療で使用される金属製品の一例
用途 金属の種類 成分
ワイヤー コバルトクロム合金 コバルト(46%)、クロム(20%)、ニッケル(22%)
チタン合金 チタン、モリブデン、アルミニウム
ニッケルチタン合金 ニッケル(55%)、チタン(45%)、クロム(1%以下)
ブラケット  ニッケルクロム合金 ニッケル、クロム、鉄
バンド ニッケルクロム合金 クロム(19%)、ニッケル(13%)、鉄


ワイヤーとブラケット ワイヤー ブラケット バンド矯正治療で使用される金属製品



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