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高齢者の低栄養
厚生労働省の調査によると、高齢者の低栄養の割合は増加傾向にあります。男性よりも女性の方が低栄養の傾向にあり、
70歳以上の女性の2割が低栄養の傾向にあります。
男性は70歳代は1割が低栄養の傾向となっており女性よりも少ないものの、80歳代になると急増します。
低栄養は筋力の減少、活動量の減少、要介護、寝たきりにつながるため、早い時期での対策が必要となります。
低栄養傾向者の割合
平成28年国民健康・栄養調査(厚生労働省)
当クリニックでは管理栄養士が在籍し、低栄養の方の栄養相談、食事相談をおこなっています。お気軽にご相談ください。
当クリニックは横浜市歯科医師会のオーラルフレイル相談医、 オーラルフレイル・口腔機能低下症対応医療機関に認定されています。
関連するページ 歯科でおこなう低栄養の改善 口腔機能低下症(オーラルフレイル)の治療
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かみ合わせと低栄養
在宅療養高齢者716人を対象におこなった大規模な調査では、
かむ能力が低下するほど低栄養になる傾向がみられました。
かむ能力が維持されている人に比べると、入れ歯によってかむ能力が維持されている人が低栄養になるリスクは1.7倍でした。また、かみ合わせが崩壊して、かむ能力が大幅に低下している人が低栄養になるリスクは3.2倍にもなりました。
かみ合わせ(かむ能力)と低栄養のリスク
Geriatr Gerontol Int.13(1):50-4. Kikutani T Yoshida M Relationship between
nutrition status and dental occlusion in community-dwelling frail elderly
people.
●オーラルフレイルと低栄養
歯の喪失、かむ能力の低下など、口の機能低下「オーラルフレイル」によって低栄養がおきます。虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作製、口腔ケア、摂食嚥下訓練などの
歯科診療をおこなうことにより低栄養を防ぎ、要介護や寝たきりにならないようしていくことが大切です。
オーラルフレイル、口腔機能低下症の検査は2018年に健康保険適応になりました。当クリニックでは検査をおこなっております。お気軽にお問い合わせください。
関連するページ オーラルフレイルと口腔機能低下症 オーラルフレイル Q&A
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