咀嚼能力検査(かむ力の検査)

歯を失ったり、虫歯や歯周病によってかむ力が低下すると、かみ応えのある肉、魚などのタンパク質の摂取が少なくなり、食べやすいご飯、麺類、パンなどの炭水化物の摂取が多くなります。

タンパク質の摂取が少なくなると、日中の活動量や筋力が減り(サルコペニア)、全身の機能は衰え(フレイル)、介護や死亡するリスクが高まります。また、炭水化物の摂取が多くなると、血糖値は上昇し、糖尿病発症、重症化の要因にもなります。

咀嚼能力検査(そしゃくのうりょくけんさ)は、かむ力を測定し、口の機能が低下する病気「オーラルフレイル(口腔機能低下症)」を調べる検査として、2018年に健康保険に導入されました。

肉

咀嚼能力検査は当クリニックでおこなっています。お気軽にお問い合わせください。

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咀嚼能力検査の方法

ブドウ糖が含まれた特殊なグミを20秒間かみ、10mlの水と同時に吐き出します。吐き出したブドウ糖の量を測定します。100mg/dl未満であると、咀嚼能力低下(かむ力が低下している)の傾向があります。

咀嚼能力検査

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咀嚼能力低下時の対策

かむ力が低下すると、全身の機能は衰え、介護、死亡のリスクが高まります。咀嚼能力検査でかむ力が低下したとの結果がでたときは、下記の対策をおこなっていきます。


1)虫歯、歯周病の治療、入れ歯の作製
虫歯や歯周病の治療をおこなうことにより、かむ力を回復させていきます。また歯が抜けたままになっていたり、合わない入れ歯を使用しているときは、入れ歯を修理したり、新たに作製することによりかむ力を回復させていきます。

診察

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2)栄養相談、栄養指導
かむ力が低下すると、全身の機能は衰えていきます。また、栄養のバランスも悪くなります。管理栄養士による栄養相談、栄養指導を受けることにより、タンパク質の多い食事を取り入れたり、介護食や栄養補助食品を活用するなどして、食事内容を改善していきます。

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