喫煙はがん、心筋梗塞、脳卒中、喘息などの病気に関与していることは知られていますが、痛みに関与していることはほとんど知られていません。喫煙と痛みについては下記の特徴があります。
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喫煙は一時的に痛みを和らげるが、喫煙をやめると痛みが強くなる
タバコの代表的な成分であるニコチンは痛みを和らげる効果があります。一方で喫煙をやめると痛みが強くなります。タバコをいつも吸い続けていくことは難しいため、喫煙者は痛みが強くなるリスクがあります。
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喫煙者は慢性疼痛の頻度が高く痛みの強度が強い
3ヶ月以上続く痛み「慢性疼痛(まんせいとうつう)」がある人の喫煙率は平均の2倍以上となっています。
また、喫煙者はタバコを吸っていない人や過去にタバコを吸っていた人に比べて痛みの頻度、強さ、痛みの部位の多さ、痛みが続く期間が重症化しやすい傾向があります。
長期にわたって痛みが続き病気である線維筋痛症、神経障害性疼痛、帯状疱疹後神経痛の発症率も高い傾向がみられます。
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受動喫煙と痛み
周囲の人のタバコの煙を吸うと慢性疼痛を発症しやすくなるほか、痛みを強くするとされています。
妊娠中に周囲の人の
タバコの煙を吸うと、生まれてきた赤ちゃんの痛みの感覚にも影響を及ぼすほか、歯が生えてくるときの痛みの感覚に
も影響を及ぼすとされています。
関連するページ マタニティ歯科
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喫煙患者と痛みの治療
喫煙者は鎮痛薬の使用量が多くなりやすく、薬をきちんと服用している割合が低い傾向にあります。また薬の過量摂取(オーバードーズ)になりやすい傾向もあります。
薬の服用だけでなく、神経ブロック、手術といった方法においても痛みの改善度や満足度、日常生活の改善度も低い傾向があります。また、痛みの治療の中断率が高く、痛みが改善して社会復帰できる割合が低い傾向もみられます。
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禁煙と痛みの改善
ニコチンは一時的に痛みを和らげる効果があるため、喫煙者はついついタバコを吸ってしまう傾向があります。これを繰り返すとニコチン依存度が高まります。痛みの再発や悪化に対する不安からさらにタバコを吸ってしまい、ニコチン依存度がさらに高まるという悪循環を繰り返す傾向にあります。
禁煙をおこなったらすぐに痛みが弱くなることはありません。しかしながら禁煙によって他の病気の悪化を防ぐことができ、その結果として痛みの改善が期待できます。
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