●ノンクラスプデンチャーの清掃方法
健康保険の入れ歯に比べるとノンクラスプデンチャーは軟らかいため、傷がつきやすい傾向があります。
そのため、入れ歯用ブラシのような硬いブラシは避けて、軟らかいブラシを使用して清掃をおこないます。バルプラストなどポリアミド系のノンクラスプデンチャーは、特に軟らかく傷がつきやすいため、スポンジブラシや綿棒を使用して清掃をおこないます。
歯みがき粉は、成分に含まれる研磨剤によって傷ができるため、使用しないようにします。
ポリアミド系のノンクラスプデンチャーは、着色しやすい傾向にあります。カレー、コーヒー、紅茶など色のつきやすいものを飲食したときは、早めに水洗いすると、長くきれいに使うことができます。
煮沸・熱湯消毒は、変形して使用できなくなることがあるためできません。特にポリエステル系のノンクラスプデンチャー(エステショット)は熱に弱い傾向があるため、注意が必要となります。
口の中が汚れていたり、歯石が多く歯についていると、ノンクラスプデンチャーが汚れたり、傷む原因になることがあります。毎日の歯みがきはもちろんのこと、歯科医院で定期的に歯のクリーニング(PMTC)をおこなうなどして、歯石や日常の歯みがきでは取りきれなかった汚れを取ってもらうのがよいでしょう。
傷つきやすいため、柔らかいブラシを使用して清掃をおこないます。
ポリアミド系は、スポンジブラシや綿棒を使用して清掃をおこないます。
ノンクラスプデンチャーの清掃には、歯みがき粉は使用できません。
煮沸・熱湯消毒は変形するためできません。
ノンクラスプデンチャーの劣化を防ぐためには、歯の清掃も大切です。
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煮沸・熱湯消毒は避けます
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●ノンクラスプデンチャーの保管方法
保管は入れ歯洗浄剤の中へ入れておきます。洗浄剤の入っていない水の中に入れておくと、カンジダ(カビ)が繁殖するため、注意が必要です。ノンクラスプデンチャーのカルデント、ウェルデンツは水に浮かんでしまうため、浮かばないようにします。
ノンクラスプデンチャーは洗浄剤の中に入れて保管します
関連するページ 口腔カンジダ症 口腔カンジダ症の原因 口腔カンジダ症の治療 Q&A
●使用できない入れ歯洗浄剤
ノンクラスプデンチャーはアルカリ性(塩素系)の入れ歯洗浄剤を使用すると、変質、変色したり、ヒビが入ったり、割れることがあるため注意が必要です。
ロート・ピカ(ノンクラスプデンチャーが変質、変色することがあります)
※ノンクラスプデンチャー「ウェルデンツ」は、どの入れ歯洗浄剤でも使用できます。
関連するページ 入れ歯洗浄剤
●ノンクラスプデンチャーの洗浄剤
アルカリ性(塩素系)の入れ歯洗浄剤以外であれば問題ないことが多いのですが、専用の入れ歯洗浄剤を使用したほうが、安全で汚れが取れやすい傾向にあります。
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1.フィジオクリーンキラリ:エステショットなど多くのノンクラスプデンチャーに使用されている洗浄剤。
2.Vパワークリーン:バルプラスト専用の入れ歯洗浄剤。
3.リニュー:スマイルデンチャー向けの入れ歯洗浄剤。
関連するページ エステショット バルプラスト スマイルデンチャー
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