アスリートにとってパフォーマンスの向上、外傷や障害の予防、メンタル面の維持のためには十分な睡眠が欠かせないものですが、アスリートの多くが睡眠に関わる問題をかかえています。歯科では睡眠の面からアスリートの休養をサポートしています。
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アスリートと睡眠の問題
アスリートにとって日中の眠気が強いほど試合での成績が落ち、睡眠時間が短いと外傷など重大な事故をおこす割合が高くなります。また、十分な睡眠がとれないと不安、抑うつなどメンタル面で問題をかかえることが多くなります。
1)睡眠の量
国立科学スポーツセンターを利用したアスリートを対象におこなった調査では、一般の人に比べるとアスリートの睡眠時間は短いとの結果でした。日本に限らず海外でも同様の傾向がみられます。
練習場所や対戦相手の確保の問題、対戦相手の研究、時差のある海外の試合の視聴、SNSの利用などを原因として、知らず知らずのうちに睡眠時間が短くなっているアスリートは多くいます。
2)いびき、睡眠時無呼吸症候群
国立科学スポーツセンターを利用した1281人を対象におこなった調査では、大きないびきをかくアスリートは40%、睡眠中に呼吸が止まっているアスリートは4%もいました。
いびき、睡眠時無呼吸症候群は自身では気付かないことが多く、睡眠の質を低下させ、心臓などの循環器に負担をかけ、パフォーマンスの低下につながります。高地トレーニングによる高地での生活は、いびき、睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化させます。
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3)歯ぎしり、食いしばり
アスリートは歯を酷使するために、練習や試合中に歯が削れたり、ときには歯が欠けたり、折れたりすることがあります。
睡眠中の歯ぎしり、食いしばりについても同様で、食事をするときの数倍の力が歯にかかり、歯が削れたり、欠けたり、折れたりすることがあるほか、歯周病が進行する要因にもなります。
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4)生活習慣
光のコントロールができないアスリートは多く、深夜の外出やスマートフォンの利用は睡眠の質を低下させます。
生活リズムが不規則なアスリートも多く、練習がオフの日は睡眠時間が長くなる傾向があります。就寝前のアルコールやカフェイン飲料の摂取は睡眠の質を低下させます。
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●アスリートが歯科でおこなう睡眠治療
睡眠治療によってパフォーマンスの向上、外傷や障害の予防、メンタル面の維持をはかることができます。
1)いびき、睡眠時無呼吸症候群
国内の睡眠時無呼吸症候群の患者数は2200万人、中等度から重症の患者数は940万人とされていますが、治療を受けていない人が多数を占めます。
軽症から中等度の睡眠時無呼吸症候群の治療では歯科でスリープスプリント(マウスピース)を作製、装着することにより改善します。重症の睡眠時無呼吸症候群ではCPAP(持続的陽圧呼吸装置)による治療がおこなわれます。
装置は1kgほどの重量があり、持ち運びや海外での電源の問題から、国内ではCPAPを使用して海外ではスリープスプリントを使用するアスリートもいます。
関連するページ スリープスプリント CPAPについて
2)歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしり、食いしばりによる歯や歯肉組織にダメージを与えるため、歯科でマウスピースを作製、装着することで回避します。マウスピースは2回の受診で作製、お渡しできます。
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※いびき治療の受診をご希望の方は、お手数ですが事前にご予約ください。
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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