IgA腎症 横浜・中川駅前歯科クリニック
IgA腎症

IgA腎症とは

IgA腎症(アイジーエーじんしょう)は、血液やタンパクが含まれた尿などの症状があらわれる腎臓の病気です。病名にあるIgAは、免疫グロブリン(血液、組織に存在する免疫機能に関与するタンパク質)の一つで、気管支や腸の粘膜を細菌やウイルスから守ってくれます。

IgA腎症では、歯、歯肉、扁桃、副鼻腔など細菌が住み着いて(病巣感染)、これに反応してIgAが過剰につくられ、IgAが腎臓の糸球体という場所にくっついて炎症をおこしたり、血管を破ったりするとされています。

初期には症状はありませんが、病状が進むと十分な尿がつくられず、水分や老廃物が体内にたまることで体がむくんだり、血圧が上がったり、人工透析が必要となることがあります。

治療ではステロイド薬、口蓋扁桃摘出術による治療のほか、血圧や脂質の管理、減塩、体重管理、禁煙などをおこないます。

国内患者数は3万人以上、10代後半~30代前半、7~8割が学校や職場などで実施される健診(尿検査)をきっかけに発見されます。

尿検査

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IgA腎症と歯科

IgA腎症は虫歯や歯周病が原因の一つとして考えられているほか、治療で使用されるステロイド薬の影響により、虫歯や歯周病になりやすい、抜歯後に感染しやすいなど、歯とお口の健康に大きな関わりがあります。


1)虫歯、歯周病
IgA腎症は虫歯(根尖病巣、歯の根の先に病巣ができます)や歯周病(歯と歯肉の隙間に細菌が多くいます)が原因の一つと考えられており、歯科治療によってIgA腎症が改善されたとの報告もあります。

また、ステロイド薬を長期間使用していると虫歯になりやすく、歯周病が進行しやすい傾向にあります。毎日の歯みがきをしっかりおこなうだけでなく、歯科医院で定期的な歯のクリーニング(PMTC)をおこなうなどして、虫歯や歯周病の予防をおこなうことが大切となります。

診察

関連するページ  歯科検診  歯のクリーニング(PMTC)  虫歯  歯周病



2)口腔カンジダ症
ステロイド薬の影響により、口内にカビが繁殖する病気「口腔カンジダ症」を発症しやすくなります。カンジダが繁殖すると、口の中がヒリヒリ痛む、食べ物を口にしたときに痛む(接触痛)、食べ物の味を感じにくい(味覚障害)などの症状があらわれます。薬の使用により治療をおこないます。

関連するページ  口腔カンジダ症 原因 治療 Q&A  味覚障害



3)抜歯、歯周外科手術、インプラント手術
ステロイド薬の影響により、抜歯後や手術後に感染しやすくなるほか、傷の治りが悪くなる傾向があります。そのため、これらの治療をおこなうときは、十分な感染予防が必要となります。

関連するページ  インプラント



4)顎骨壊死(がっこつえし)
ステロイド薬を長期間使用していると骨折のリスクが高まるため、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬を使用することがあります。

骨粗鬆症の薬を使用しているときに抜歯などの出血を伴う治療をおこなったり、合わない入れ歯を使用していたり、口内が汚れていると、あごの骨が細菌に感染し、腐ってしまう病気「顎骨壊死(がっこつえし)」をおこすことがあります。

診察

関連するページ  骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ) Q&A



5)掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
手足に膿がたまる病気である掌蹠膿疱症は、IgA腎症と同じく歯周病や虫歯が原因の一つとなっています。歯周病や歯の根の治療をおこなうと症状が改善するすることが多く、IgA腎症と掌蹠膿疱症を合併することもあります。

関連するページ  掌蹠膿疱症  慢性腎臓病と歯科治療 Q&A


当クリニックではIgA腎症の方の歯科治療をおこなっています。IgA腎症の方の歯とお口の健康、歯科治療について、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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