3次元プリント有床義歯(3Dプリンターで作製する入れ歯)

●3Dプリンターとは

3D(スリーディ)プリンターは、簡単にいうと「デジタルのデータをそのまま立体物として印刷できる機械」です。

普通のプリンター(印刷機)はインクを紙に吹きつけますが、3Dプリンターはプラスチックや金属などの材料を、ミクロン単位(1mmの1000分の一)の薄さで積み重ねて形を作ります。

これまでは工場でしか作れなかった複雑な部品が、3Dプリンターの登場によって個人の机の上でも作れるようになりました。フィギュア、小物入れ、スマホスタンドなどの趣味から、人工関節、移植用の血管や神経まで作ることができます。

当クリニックでは、いち早く2026年6月より3Dプリンターで作製する入れ歯の取り扱いを始めさせていただきます。お気軽にご相談ください。

3Dプリンター

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●デジタル技術で作製する入れ歯の歴史

2010年代になってデジタル技術で作製する入れ歯の普及が始まり、2010年代後半から3Dプリンターで作製する入れ歯の普及が始まりました。


2010年代前半
これまで入れ歯の作製は、歯科医師が型取りをおこない、歯科技工士が手作業で作るアナログな工程が主流でした。2010年代前半から、欧米を中心にデジタル技術の導入が本格化しました。初期は3Dプリンターではなく、材料を機械で削り出す「ミリング方式」でした。

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2010年代後半
機械で削り出すミリング方式は材料の無駄が多いという課題がありましたが、材料を積み重ねて形を作る3Dプリンターの技術が、2010年代後半から歯科に応用され始めました。

材料を光で固める高精度な3Dプリンターが登場し、複雑な形態の入れ歯の土台の部分(義歯床)や歯が精密に作れるようになりました。従来の人の手作業では数週間かかっていた入れ歯の作製が、デジタル技術によって大幅に短縮されました。


2020年代
AI(人工知能)が患者さんの最適なかみ合わせや歯並びを自動計算するソフトウェアが世界標準となり、3Dプリンターで作製する入れ歯の精度は大幅に向上しました。また、設計時間が数時間から数分へと劇的に短縮されました。

以前は、色が単調、割れやすいと言われていましたが、2020年代半ばには本物の歯に近い透明感と、落としても割れにくい衝撃吸収性を備えた入れ歯が登場しました。



3Dプリンターを使用して作製する入れ歯の利点と欠点

利点としては、短期間で作製できる、精度が良い、設計データが保存されているため入れ歯が壊れたり、破損してもすぐに作製できる点があります。万が一に備えた予備の入れ歯も簡単に作製できます。

欠点としては対応している歯科医院がほとんどない(2026年現在)、適応される症例が限られる点があります。

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●健康保険で作製する3Dプリンターの入れ歯

2025年12月に保険適用になりました。総入れ歯が対象で、部分入れ歯は対象外となります。当クリニックでは、いち早く2026年6月より治療を始めさせていただきます。お気軽にご相談ください。


2025年12月
上下全ての歯を失った人の総入れ歯(上下同日の装着のみ)に保険適用されました。


2026年6月
上あごのみ、下あごのみの総入れ歯の作製にも保険適用となります。厚生労働省から認可された医療機関のみで治療がおこなわれます。

総入れ歯



※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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