ネフローゼ症候群 横浜・中川駅前歯科クリニック
ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは

ネフローゼ症候群とは、尿にタンパクが出てしまうために、血液中のタンパクが減り、身体がむくんだり、血圧が上がったり、体重増加、疲れやすさ、食欲不振などがおきる病気です。

小児の腎臓病では最も多く、6歳未満の男児に多く発症します。成人では、糖尿病、全身性エリトマトーデス(SLE)、関節リウマチ、がんなどの病気が原因で発症することもあります。

治療ではステロイド薬、免疫抑制薬による治療、脂質の管理、減塩のほか、症状に応じて血液サラサラの薬(抗血栓薬)、高血圧の薬、人工透析による治療をおこないます。

国内では毎年2200~2700人が新たに発症し、患者数は1.6万人以上とされています。原因が不明なものを一次性、原因が明らかなものを二次性といい、一次性ネフローゼ症候群は厚生労働省指定難病となっています。

尿検査

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ネフローゼ症候群と歯科

治療で使用される薬のため、虫歯や歯周病になりやすい、抜歯の際に感染しやすい、血が止まりにくいなどの影響があります。


1)虫歯、歯周病
ネフローゼ症候群の治療では、ステロイド薬や免疫抑制薬による治療がおこなわれます。

これらの薬を長期間使用していると虫歯になりやすく、歯周病が進行しやすい傾向にあります。そのため、歯科医院での定期的な歯のクリーニング(PMTC)など、十分な予防処置が必要となります。

免疫抑制剤としてよく使用されるシクロスポリンによって歯肉が大きく腫れることもあり(薬物性歯肉増殖)、貧血(腎性貧血)がみられる場合は鉄剤を使用するため歯に茶渋が着きやすくなり、腎不全になると唾液の変化により歯石が着きやすくなります。

診察

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2)口腔カンジダ症
ステロイド薬や免疫抑制薬の影響により、口内にカビが繁殖する病気「口腔カンジダ症」を発症しやすくなります。カンジダが繁殖すると、口の中がヒリヒリ痛む、食べ物を口にしたときに痛む(接触痛)、食べ物の味を感じにくい(味覚障害)などの症状があらわれます。薬の使用により治療をおこないます。

診察

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3)抜歯、歯周外科手術、インプラント手術
ステロイド薬の影響により、抜歯後や手術後に感染しやすくなるほか、傷の治りが悪くなる傾向があります。そのため、これらの治療をおこなうときは、十分な感染予防が必要となります。

また、血液サラサラにする薬(抗血栓薬)を服用することがあり、抜歯、手術の際に血が止まりにくいことがあります。



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4)顎骨壊死
ステロイド薬を長期間使用していると骨折のリスクが高まるため、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬を使用することがあります。

骨粗鬆症の薬を使用しているときに抜歯などの出血を伴う治療をおこなったり、合わない入れ歯を使用していたり、口内が汚れていると、あごの骨が細菌に感染し、腐ってしまう病気「顎骨壊死(がっこつえし)」をおこすことがあります。

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当クリニックではネフローゼ症候群の方の歯科治療をおこなっています。ネフローゼ症候群の方の歯とお口の健康、歯科治療についてご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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