下記は当クリニックにおける大まかな治療の流れです。ご参考になれば幸いです。実際の治療は、症状等により多少異なる場合があります。
治療は長期に渡ることも多く、歯科医師や医師と相談しながら、すぐに結果を求めず、あせらず気長に通院することが大切です。
1.ご相談(初診時)
症状をお聞きした後に口の中を拝見いたします。ご相談だけでも構いません。お電話(電話番号:045-910-2277)にてご予約後にご来院ください。セカンドオピニオンも受け付けています。
口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)についてご説明させていただきます。
皮膚科、耳鼻咽喉科、口腔外科、内科などからの紹介状をお持ちの方はご持参ください。
ご相談
関連するページ 口腔扁平苔癬 当クリニックの特徴 治療データ セカンドオピニオン
2.検査(病理組織検査、血液検査)
口腔扁平苔癬は、癌や前癌病変(癌になる可能性のある病変)との鑑別が必要なことがあります。検査では、発症部位の組織を切り取り、顕微鏡などを使用して調べます(病理組織検査)。
口腔扁平苔癬は、肝炎(C型肝炎)が原因の一つと考えられています。必要に応じて血液検査(肝機能検査)をおこないます。
当クリニックでは口腔扁平苔癬の病理組織検査、血液検査はおこなっておりません。診断をおこなっている医療機関がお分かりにならない場合は、症状を診させていただいた後に、適切な医療機関をご紹介させていただくことも可能です。
病理組織検査(顕微鏡で観察)
関連するページ 口腔扁平苔癬と口腔がん 口腔扁平苔癬 Q&A 口腔がん検診
3.治療(薬物療法)
多くの場合、まず最初にステロイド軟膏(アフタゾロン、デキサルチンなど)が使用されます。ステロイド軟膏による治療は2〜4週間ほどおこないます。
薬物療法とあわせて、徹底した歯の清掃(クリーニング、PMTC)をおこないます。
症状が改善されれば治療は終了となります。
デキサルチン軟膏 歯科用アフタゾロン
関連するページ 口腔扁平苔癬の治療 歯のクリーニング
4.検査(金属アレルギー検査)
薬物療法で治らない場合は、金属アレルギーが原因の一つと考えられます。金属アレルギーの検査(パッチテストなど)をおこないます。
パッチテスト
金属成分検査、溶出傾向検査の前にパッチテストをおこなう必要があります。パッチテストは当クリニックでもおこなっておりますが、歯科では健康保険適応外となるため、皮膚科(アレルギー科、内科)でのパッチテストをおすすめしております。
関連するページ パッチテスト
5.治療(金属アレルギー治療)
口の中にアレルギーの原因となる金属がある場合は、アレルギーの原因にならない金属、セラミックスなどに換えていきます(原因除去療法)。
歯科金属の交換は、口腔扁平苔癬に接している部位を中心におこなっていきます。
治療前(左)と治療後(右)
関連するページ 歯科金属アレルギー治療の流れ 歯科金属アレルギー治療 Q&A
6.経過観察
通常の歯科治療と同じように、口腔扁平苔癬の治療も定期的な検診が大切です。
口腔扁平苔癬の症状が悪化していないか、再発していなか等を調べます。
当クリニックで口腔扁平苔癬の治療やご相談をご希望の方は、お手数ですが事前にご予約ください(電話番号:045-910-2277)。ご予約の際は、金属アレルギー治療希望とお伝えください。
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方)
青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方)
小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方)
横浜線沿線からのご来院(横浜市緑区、相模原市などからご来院の方)
南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区などからご来院の方)
広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都からご来院の方)
新幹線・飛行機でのご来院(神奈川県、東京都以外からご来院の方)
関連するページ 歯科金属アレルギー 扁平苔癬