Ｑ．抑えつけての歯科治療（身体抑制）はどのような方法でおこないますか？

Ａ．レストレーナーという器具やタオルを身体に巻いて動けないようにする、複数の人が手で抑えつけるなどの方法でおこないます。

当クリニックでは、できる限り抑えつけての歯科治療はおこなわず、日本小児歯科学会、日本障害者歯科学会の指針に基づいて治療をおこなっています。

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Ｑ．どのような人を対象におこなわれますか？

Ａ．小さなお子さん、知的障害や発達障害の方など、治療を嫌がる、治療が理解できない方を対象におこなわれます。

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Ｑ．抑えつけての歯科治療は頻繁におこなわれているのでしょうか？

Ａ．頻繁におこなっている歯科医療機関もあれば、ほとんどおこなっていない歯科医療機関もあります。厚生労働省の指針により抑えつけての歯科治療は減ってきています。



Ｑ．抑えつけての歯科治療の良い面、悪い面について教えてください。

Ａ．歯科治療時の事故防止につながるほか、治療を受けることができるという良い面があります。一方で治療を受ける本人にとっては不安や恐怖感が大きくなるほか、人格尊厳の侵害という問題もあります。



Ｑ．中川駅前歯科クリニックでは抑えつけての歯科治療はおこなっていますか？

Ａ．対象の方は多く来院されていますが、抑えつけての歯科治療はほとんどおこなっていません。また、おこなう場合も日本小児歯科学会、日本障害者歯科学会の指針に基づいておこなっています。



Ｑ．ＡＤＨＤ（注意欠如・多動症）の子供がいます。抑えつけての歯科治療は必要ですか？

Ａ．必ずしも必要というわけではありません。幼少期から歯科治療ができるお子さんも多くいます。また、多動性、感覚過敏などで最初は歯科治療ができなくても、成長とともにできるようになるお子さんが多いです。

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Ｑ．４歳の子供です。この子にこんなに力があったのかと思うくらい抑えつけるのが大変で、いつも歯科治療は親子で汗だくになっています。何とかならないでしょうか？

Ａ．緊急性、切迫性がなければ、時間をかけて少しずつ練習をしながら治療を受けられるのがよいかと思います。

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Ｑ．５歳の息子ですが治療を嫌がります。抑えつけての歯科治療はトラウマになりませんか？治療を受けさせないのも方法でしょうか？

Ａ．トラウマになる可能性はあります。しかしながら治療を受けさせないことは、虐待（ネグレクト）の一つとされています。

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Ｑ．抑えつけないで治療をする方法はありますか？

Ａ．あります。行動療法という不安を和らげる方法のほか、特殊な麻酔（笑気麻酔、静脈内鎮静法、全身麻酔）を使用する方法があります。

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Ｑ．中川駅前歯科クリニックでは笑気麻酔、静脈内鎮静法、全身麻酔をおこなっていますか？

Ａ．笑気麻酔はおこなっています。静脈内鎮静法、全身麻酔はおこなっていませんので、希望される場合は高次医療機関をご紹介させていただいています。



Ｑ．自閉スペクトラム症の場合、身体抑制を回避するための麻酔はどのようなケースに使われますか？

Ａ．言語理解が４歳４か月未満、感覚過敏が多い、パニックが多い、自傷、強度行動障害、歯科治療の内容が大変な場合に使われることが多い傾向にあります。

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Ｑ．自閉スペクトラム症の子供がいます。笑気麻酔は有効でしょうか？

Ａ．自閉スペクトラム症の方の有効率は８７％とされています。抗不安薬を服用すると、さらに有効率は高まるとされています。

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