Q.シェーグレン症候群とはどのような病気ですか?
A.分泌腺が破壊されることによる口や目の乾燥のほか、関節痛、耳下腺など唾液腺の腫れ、神経障害による麻痺やしびれ、臓器の炎症、発熱、頭痛、記憶力低下、疲労感などの症状がある病気です。
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Q.日本国内にどのくらいの患者さんがいるのですか?
A.病気に気付かない人も多いとされており、30万人以上の患者さんがいるとされています。95%が女性です。
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Q.シェーグレン症候群は国の指定難病ですか?
A.指定難病です。指定難病の患者さんは医療費助成を受けることができますが、はシェーグレン症候群の患者さんのほとんどは申請は通りません。
Q.治療は何科を受診すればよいのでしょうか?
A.一部の内科、膠原病内科、リウマチ科のほか、眼科、皮膚科、小児科、歯科、口腔外科などで治療をおこないます。
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Q.中川駅前歯科クリニックではシェーグレン症候群の患者さんの歯科治療をおこなっていますか?
A.おこなっています。お気軽にご来院いただけたらと思います。
Q.小児が発症することもあるのでしょうか?
A.まれですが、発症することがあります。小児では口や目の乾燥症状は大人に比べると少なく、発熱、関節痛などの症状、検査により診断されることが多い傾向にあります。
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Q.シェーグレン症候群を合併することのある病気を教えてください。
A.代表的な病気としては関節リウマチや全身性エリトマトーデスがあります。下記が合併することのある病気です。
全身性エリトマトーデス(SLE)/強皮症/線維筋痛症/関節リウマチ/甲状腺機能低下症(橋本病)/甲状腺機能亢進症(バセドウ病)/抗リン脂質抗体症候群/多発性硬化症・視神経脊髄炎
Q.関節痛とシェーグレン症候群は関係がありますか?
A.シェーグレン症候群の患者さんの6割に関節痛がみられます。強い関係があるといえます。
Q.慢性関節リウマチにシェーグレン症候群が合併する割合はどのくらいですか?
A.慢性関節リウマチの患者さん(国内患者数約70万人)の20%がシェーグレン症候群を合併しているとされています。
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Q.シェーグレン症候群は遺伝する病気ですか?
A.遺伝による発病は2%以下とされており、近親者に患者さんがいてもほとんどは発病しません。遺伝よりも、免疫異常、環境的な要因、女性ホルモンなどが複雑にからみあって発病しているのではないかと考えられています。
Q.シェーグレン症候群は人から人へと感染しませんか?
A.感染することはありません。
Q.色々な症状があるようですが、全て症状として現れるのでしょうか?
A.複数の症状が現れることはよくありますが、全て症状として現れることはまずありません。最も多いのは口と目の乾燥です。
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Q.シェーグレン症候群とミクリッツ病は同じ病気ですか?
A.長く同じ病気と考えられていましたが、2010年前後になって違う病気と認知されるようになりました。
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Q.目が乾くのでシェーグレン症候群ですか?
A.シェーグレン症候群に限らず、テレビやパソコンを長時間見たり、コンタクトレンズの常用、エアコンの使用などを原因として目が乾くこともあります。目が乾く病気「ドライアイ」の患者数は2200万人とされており、ドライアイの患者さんのおおよそ1~2%がシェーグレン症候群にかかっています。
Q.目の乾燥症状にはどのようなものがありますか?
A.目がころころする、目がかゆい、目が疲れる、涙が出ないなどの症状があります。
Q.目の乾燥はどのようにしておこるのでしょうか?
A.自分自身の細胞が涙腺を破壊するため、涙液が減少して目の乾燥がおきます。
Q.血液検査をおこないましたが異常はありませんでした。シェーグレン症候群ではないのでしょうか?
A.いいえ、血液検査で異常がなくてもシェーグレン症候群と診断される人は多くます。
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Q.シェーグレン症候群の治療では、どのようなことをおこないますか?
A.口や目の乾燥症状を改善したり、現れた症状を抑える治療がおこなわれます。根本から治す治療は現在のところありませんが研究も進んでおり、将来は完治が可能となることが期待されています。
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Q.プレドニンを服用しています。何か気を付けることはありますか?
A.ステロイド剤を服用していると感染しやすく、虫歯、歯周病、口腔カンジダ症を発症しやすい傾向があります。抜歯のときは感染予防に注意する必要があります。
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Q.病気は進行しますか?
A.急速に進行することはあまりなく、よくなったり悪くなったりを繰り返していく傾向があります。
Q.出産はできますか?
A.出産は基本的に問題ありません。ただ、事前にかかりつけの医師に相談されるのがよいでしょう。
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Q.シェーグレン症候群の治療薬を飲むと、皮膚が荒れます。薬剤アレルギーですか?
A.シェーグレン症候群の患者さんは、薬剤アレルギーをおこす割合が高い傾向があります。
Q.事前にメールで相談をすることはできますか?
A.できます。お気軽にご相談ください。
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シェーグレン症候群の治療は、内科、膠原病内科、リウマチ科、眼科、皮膚科、小児科、歯科、口腔外科などでおこないます。当クリニックは、ドライマウス研究会、日本シェーグレン症候群学会に所属する歯科医師が在籍しています。
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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