音楽をする方の歯周病 横浜・中川駅前歯科クリニック

音楽をする方の歯周病

歯周病の影響

成人の8割ほどが歯周病にかかっているとされており、厚生労働省の調査によると、中等度から重症の歯周病の人は50~54歳で44%、60~64歳は59%にもなります。

歯周病は管楽器の演奏や歌唱に影響を及ぼすことがあり、歯周病が進行すると音色、演奏、発声の質が変わることがあります。


1)管楽器

アンブシュアの不安定化
歯周病が進行して歯がグラグラしたり歯肉が弱ると、マウスピースを安定して押さえることが難しくなり、管楽器の演奏ができなくなることがあります。

関連するページ  音楽歯科  音楽歯科 Q&A


演奏困難
歯周病が進行すると歯のグラグラや歯肉の腫れが気になり、演奏に集中できなくなることがあるほか、歯肉が下がったり、前歯を失うと、息がもれるため演奏ができなくなることがあります。

歯肉の腫れ

関連するページ  歯周病について  歯周病の症状  歯周病の特徴


2)歌唱
歯周病が進行して歯肉が下がったり、歯がグラグラしたり、歯が抜けてしまうと、息がもれて十分な発声ができなくなることがあります。口臭の原因は歯周病が多く、相手との距離が近い場合は歌を聴いている人に不快感を与えます。

関連するページ  口臭



●歯周病対策

音楽をする方は歯周病の予防や治療をおこなうだけでなく、音楽活動に支障が生じないよう歯が抜けた後の治療にも気を付ける必要があります。


1)歯周病の予防と治療
毎日の歯みがきをしっかりするだけでなく、定期的な歯科検診が不可欠となります。予防と治療には歯のクリーニング、歯石の除去、歯周病の手術など様々な方法があります。

最近では2024年に世界初の歯周病治療器・ブルーラジカルP-01による治療が日本で始まり注目されています。

管楽器

関連するページ  歯周病の治療  ブルーラジカル P-01


2)歯の固定
歯がグラグラして管楽器の演奏や歌唱に支障がある場合は、歯科用の接着剤で隣の歯とくっつけることにより、歯のグラグラを抑えることができます。歯の固定は1回の治療で終了します。


3)抜歯
歯周病が重症となったときは、歯の固定以外に抜歯も選択肢の一つとなります。抜けた歯の治療として、ブリッジ、入れ歯、インプラントがありますが、管楽器の演奏や歌唱に支障のない形態にしていくことが重要となります。特に前歯の形態には十分な配慮が必要となります。

関連するページ  音楽をする方の前歯のさし歯治療  音楽をする方の入れ歯治療



※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
  交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方)
  青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方)
  小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方)
  横浜線沿線からのご来院(横浜市緑区、相模原市などからご来院の方)
  南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区などからご来院の方)
  広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都からご来院の方)
  新幹線・飛行機でのご来院(神奈川県、東京都以外からご来院の方)




関連するページ  音楽をする方の歯科診療  歯周病