いびき・睡眠時無呼吸症候群 Q&A

Q.睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気ですか?

A.
睡眠中に呼吸が止まったり、呼吸の低下が繰り返される病気です。その結果、十分に睡眠がとれなくなるほか、循環機能に負担をかけ、死に至ることもある病気です。

日中の眠気 日中の眠気がおきることがあります

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Q.睡眠時無呼吸症候群は珍しい病気ですか?

A.
いいえ、決して珍しい病気ではありません。国内には300万人以上の患者さんがいるとされ、多くは働き盛りの男性となっています。また、病気にかかっていることを気付いていない人がほとんどです。



Q.発症しやすい人はどのような人ですか?

A.
肥満や老化のほか、元々下あごが小さかったり、舌が大きい人、顔が面長な人、睡眠薬や精神安定剤を飲んでいる人も発症しやすいといえます。

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Q.肥満でなければ大丈夫ですか?

A.
日本人は、肥満よりも顔の形が原因で発症している人のほうが多い傾向がみられます。当クリニックにいびき・睡眠時無呼吸症候群の治療を目的として来院された患者様(2000人、BMI)の6%がやせ型、56%が標準体重、29%が軽度の肥満となっています。

肥満 肥満でない人も睡眠時無呼吸症候群になります

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Q.睡眠時無呼吸症候群は遺伝しますか?

A.
あごの形や体型は親子間で似る傾向があるため、遺伝も一因であるといえます。



Q.いびきはかきますが、よく眠れていますし、日中の眠気もありません。睡眠時無呼吸症候群の可能性はありますか?

A.
可能性はあります。重症の睡眠時無呼吸症候群でも、自覚症状がない人がほとんどです。



Q.そもそも「いびき」は何で体に悪いのですか?

A.
いびきは気道が狭くなることによっておきます。気道が狭くなると、体内に空気が十分に送り込まれず、循環機能に負担をかけ、不整脈、高血圧、心不全、胃食道逆流症などの症状があらわれることもあります。

また、いびきをかいていると眠りが浅くなり、朝起きられなくなるだけでなく、日中の眠気をもたらし、仕事の能率が低下したり、交通事故などを引き起こす一因になります。

正常 正常   いびき いびき  睡眠時無呼吸症候群 無呼吸

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Q.睡眠時無呼吸症候群を発症すると、どの程度交通事故をおこしやすいのでしょうか?

A.
交通事故を起こす確率は、健常者の7倍程度といわれています。

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Q.重度の睡眠時無呼吸症候群は、死亡率が高いと聞いたのですが本当ですか?

A.
本当です。多くの研究により、中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群の人は、事故や病気で早くに死亡する確率が高いことが明らかになっています。一例として重症の睡眠時無呼吸症候群の人は、脳卒中を発症、死亡するリスクが健常者の3.3倍も高くなっています。

心臓発作 無呼吸は心臓に負担をかけ、心臓発作がおきやすくなります



Q.睡眠時無呼吸症候群とうつ病は関係ありますか?

A.
睡眠時無呼吸症候群はうつ病の原因の一つとなっており、睡眠時無呼吸症候群の患者さんのなかには、うつ病を合併している人も多くいます。睡眠時無呼吸症候群の治療をおこなうと、うつ病の症状が改善する人もいます。



Q.睡眠時無呼吸症候群と糖尿病は関係はありますか?

A.
糖尿病の患者さんは、睡眠時無呼吸症候群を高い確率で合併しています。また、睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化すると糖尿病の症状が悪化したり、睡眠時無呼吸症候群の治療をおこなうと糖尿病の症状が改善することがあります。

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Q.睡眠時無呼吸症候群はメニエール病とも関係していると聞いたのですが。

A.
目まい、耳鳴り、難聴がおきる病気であるメニエール病は、原因は不明とされ難病の一つとされています。名古屋市立大学病院の中山明峰先生が、睡眠時無呼吸症候群の治療によってメニエール病の症状が改善することを、2013年に世界で初めて明らかにしました。

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Q.睡眠時無呼吸症候群を調べる方法について教えてください?

A.
医療機関に一晩宿泊しておこなう検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)、腕時計ほどの大きさの装置を借りて自宅でおこなう検査(簡易検査)があります。検査では、睡眠中の脳、眼、筋肉、呼吸、心臓、血液、体位、いびきの状態などを測定します。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査  睡眠時無呼吸症候群の簡易検査(装着時) 簡易検査器具

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Q.睡眠時無呼吸症候群の治療にはどのようなものがありますか?

A.
鼻マスク(CPAP)やマウスピース(スリープスプリント)を装着する方法、外科手術をおこなう方法、薬を服用する方法があります。

シーパップ装着時 シーパップCPAP  スリープスプリントスリープスプリント



Q.鼻マスク(CPAP)を装着する方法は、どのような治療方法ですか?

A.
鼻にマスクを装着して、加圧した空気を気道に送り込むことにより、気道の閉塞を防ぐ方法です。簡単に使用でき、最も効果の高い方法です。

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Q.スリープスプリントを装着する方法は、どのような治療方法ですか?

A.
スリープスプリントとは、寝るときに下のあごを持ち上げるように工夫されたマウスピースです。睡眠中に装着することで気道が広がり、いびきや無呼吸、低呼吸の症状が改善されます。

睡眠 マウスピースを装着して寝るだけで症状が改善されます

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Q.鼻マスク(CPAP)とスリープスプリントの適応症の違いは何ですか?

A.
鼻マスク(CPAP)を装着する方法は、中等度以上の睡眠時無呼吸症候群の方に最も適しています。スリープスプリントを装着する方法は、軽度から中等度までの睡眠時無呼吸症候群の方に最も適しています。



Q.手術で睡眠時無呼吸症候群を治す方法は効果がありますか?

A.
以前は手術が第1選択とされていましたが、現在では鼻にマスク(CPAP)やスリープスプリントを装着する治療が多くおこなわれるようになったため、手術は以前ほどおこなわれなくなりました。ただし、小児の治療は大半が手術となっています。

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Q.手術をおこなえば無呼吸になりませんか?

A.
手術方法にもよりますが、治らなかったり、治っても2〜3年で元の状態に戻ることがあります。手術の中には、いびきのレーザー手術(LAUP)のように、効果がほとんどみられないものもあります。



Q.薬だけでは治りませんか?

A.
軽症であれば治ることがありますが、補助的な治療として他の治療と併用されることがほとんどです。

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Q.治療を受ければ治りますか?

A.
治療には個人差があり、治らない方もいます。治りやすさについては、治療前にわかることもありますのでご相談ください。

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