院長コラム 横浜・中川駅前歯科クリニック
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診療のこと、治療に関すること、地域のことなど、日々の出来事を2004年から思いつくままに書いています。中川駅前歯科クリニックや院長について、来院しなけらばわからないこと、ホームページではわからないことも色々書いてあります。来院されている方、これから来院しようと思っている方のご参考になれば幸いです。

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●2024.4.7.
1日に開花した横浜の桜ですが、本日、満開になったとのこと。
平安時代の貴族、在原業平が「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」と桜のワクワク感を和歌にしたり、江戸時代の医師、国学者、本居宣長が「敷島の 大和心を人問はば 朝日に匂う 山桜花」と桜に対する熱い思いを和歌にするなど、桜に対する思いは1200年以上にわたってあります。
明日は入学式の学校も多
いので、満開の桜のもとでの入学式はとても素敵な思い出になるでしょうね。ご入学、おめでとうございます!

桜 横浜でも桜が満開になりました

●2024.3.31.
この1週間は年度末ということもあって会議が集中。医師会、歯科医師会、行政、地域包括支援センターなど、8つの会議、会合に参加させていただきました。
会議、会合では地域の医療職、介護職、市職員のほか、社会福祉協議会、保健活動推進員会、自治会の方々などと情報交換。中川駅前歯科が開院して24年がたち、地域に多くの知人ができました。皆さん親切で力になっていただけるので心強い限りです。
今日は日曜日。お誘いを受けて掌蹠膿疱症の患者会に参加させていただきました。毎回楽しく参加させていただき、歯科の専門家として発言させていただいていますが、今回は歯科大学副学長も患者会に参加。色々と勉強になりました。
3月はいつもにも増して忙しくバテ気味なので、これから熱海で骨休みしてきます。といっても中川から電車で45分、明日は熱海から出勤。ほんのちょっぴりの休暇です。

熱海 熱海に行ってきます

●2024.3.23.
学会、セミナー、ちょっとした会合などで全く面識のない歯科医療従事者の方と話をすると、「調べごとをしていると検索でひっかかるので、中川駅前歯科のホームページをよく見ています!」、「中川駅前歯科のホームページで勉強をさせてもらっています!」などとしばしば言われます。少し照れくさいのですが…。
最近はX(旧:ツイッター)に関しても同じことを言われることがあり、嬉しい反面、こちらも少し照れくさく思います。汗
2021年10月に最初の投稿をおこなったXは、2年半の間にフォロワーの方は0人から1.2万人を超えるまでになりました。
これからもホームページ、X等で皆様のお役に立てるような情報を発信をしていけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

X フォロワーの方は1.2万人になりました

●2024.3.15.
歯科医師国家試験の合格発表がありました。
今年の合格率は66%。歯科医師過剰を背景にここ10年ほどの合格率は60%台で低い合格率となっています。3人に1人が不合格となっています。
合格率を上げるために歯科大学では多くの留年生、卒業できない学生が生まれ、また卒業できても国家試験に受からない学生が多くいます。本来ならば一定の基準を満たした人を合格させる「資格試験」のはずか、残念なことに毎年2000人前後を合格させる、入学試験のような「選抜試験」になってしまっています。このような状況が改善されればと思います。
私の母校の合格率は97%で全国29の歯科大学のなかでは7年連続して1位。私とは異なり後輩は優秀です。

2024.3.10.
今日は日曜日。
口腔外科学会、歯科麻酔学会、口腔顔面痛学会、歯科心身学会などの6学会の合同シンポジウムに参加。神経障害性疼痛三叉神経損傷舌痛症のほか2月末に保険適応になった新しい薬について講演、議論が交わされました。
中川駅前歯科にはこれらの治療を希望されて来院される患者様は増加傾向にありますので、今後も最新の医学情報を入手して診療に役立てていきたいと思います。
これとは別に日本歯科医師会主催のAMR(薬剤耐性)対策のセミナーにも参加。抗菌薬が効かない薬剤耐性は増加しており、既に日本では交通事故の2倍、約8000人がAMRで死亡しており対策が急務となっています。
朝から夕方まで休憩なし、オンラインでの参加。とても疲れました色々と学ぶことができた1日となりました。帰りに中川のお店に夕食を食べに行くと患者さんがアルバイトしていました(ビックリ)。


●2024.3.5.
今日の午前は地域の保育園で歯科健診でした。元気なお子さんをみると、いつも元気をもらいます。
年2回の歯科健診を通して、歩けなかったお子さんが歩けるようになったり、泣きながら健診を受けていたお子さんが泣かなくなったり、乳歯や永久歯が生えてきたり…。お子さんの成長を拝見するのも楽しみであったりもします


●2024.3.3.
3~5月は卒業、進級、就職、入学など新生活を始めるのにあたって
矯正治療を始める方が増えます。
中川駅前歯科では日本矯正歯科学会の認定医を含む、矯正治療を専門におこなう12名の歯科医師が在籍。インビザラインをはじめとするマウスピースを使った矯正治療は、日本では最も早くから治療を始めさせていただきましたが、それ以外にも様々な矯正装置を使用して治療をおこなっています。
お気軽にご相談いただけたらと思います。

矯正治療 マウスピース矯正

2024.2.25.
今日は日曜日。
午前は診療報酬改定の研修会に参加。6月からお子さんの矯正相談が一部保険適応になったり、コロナ禍でおこなわれていたオンライン診療が再びできるようになったり、医療的ケア児など障害のあるお子さんの訪問歯科診療が拡充されるなどします。医院でも対応していきます。
午後はお誘いを受けて神奈川県立こども医療センターで開催された勉強会に参加。日本で3番目でにできた小児病院で神奈川県内の重症疾患児の半数以上が集中する同病院。新生児や医療的ケア児の医療について専門書や論文では知ることのできない多くのことを学んだほか、参加した先生方との情報交換はとても有意義な時間でした。
明日からの診療、がんばります。


病院 県立こども医療センター

●2024.2.23.
6月に実施される診療報酬改定(健康保険の改定)で強度行動障害の支援が初めて盛り込まれました。
強度行動障害は1988年に命名され、国内に7~8万人ほどいるとされています。自閉スペクトラム症の方が多く、自傷、他傷(他人をたたく、かみつくなど)、物を壊す、睡眠の乱れ、異食(食べられないものを口に入れる)、多動(生命の危険につながる飛び出しなど)などがあるため特別な支援が必要となります。
対応できる歯科医療機関が少ない、本人の受診への抵抗から歯科の受診率が低く、虫歯歯周病酸蝕症の割合が高いとされています。支援の輪が広がればと思います。

●2024.2.17.
本日来院された患者様は93名。
土曜日は他の医療機関からの紹介の患者様が多く10名ほどが来院。遠方からの受診も多く20名ほどは電車で1時間以上かけての通院。皆様、本当にありがとうございます。
診療後は7年前、8年前に勤務を始めたスタッフ2名の送別会。みんなで楽しい時間を過ごしてきました。残念ながら家庭の事情で2名とも地方に転居となりますが、春には新たなスタッフが就業します。出会いと別れの季節を実感します。
明日は朝から人間ドックに行ってきます。歯科検診と同様に全身の検診も大切なので、定期的に受診しています。採血、バリウムは苦手ですが頑張ります!

●2024.2.10.
国が2024年度中に100%運用を目指している電子処方箋。
スマートフォンで薬を受け取れる、使用禁忌の薬の処方や重複投薬を防げるなどの利点があるとされていますが、医療機関にはコストがかかる、手間がかかるなどの理由で支持されていないのが現状となっています。
現在、運用をおこなっている施設の9割は薬局で、病院は0.4%、医科診療所は0.8%が運用。歯科に至っては運用している歯科診療所はわずか0.07%、全国で47施設のみという状況です。
さんさんたる状況ですが、中川駅前歯科では患者様の利便性を考えて2024年春の電子処方箋の運用を予定しています。

薬局
 電子処方箋の運用準備を進めています

2024.2.3.
あるテレビ局からお声がかかり、昼休みに打ち合わせをおこないました。
テレビ番組は企画が変更されたり、突然大きなニュースが入って中止となることもよくあるので(何度も経験があります)確定ではないのですが、順調にいけば2月に撮影、3月に放送されるかと思います。
今回も歯科の専門家として出演をさせていただきますが、お声をかけてくださった方々には感謝しています。
詳細がまだ明らかにできませんが、放送が確定し情報解禁日になりましたら改めて皆様にはお伝えさせていただきますね。

テレビ 来週にもテレビの撮影がおこなわれます

●2024.1.27.
土曜日の中川駅前歯科。今日は3名の患者様が医師の先生の紹介により新患として来院されました。
年間500人ほどの患者様が医師、歯科医師や介護職の方々の紹介により新たに来院されるのですが、最近増えているのは新規に開業された医師の先生からのご紹介。大学病院勤務時に患者様をご紹介をいただき開業後も引き続きご紹介いただいたり、医師会の先生から当院を聞いてご紹介いただいたり…。
国の基本方針「骨太の方針」では毎年のように医科歯科連携の推進が記載され、4月の診療報酬改定でも医科歯科連携が最重要視されています。
2010年代から歯科医院が単独で診療をおこなう時代ではなく、連携診療が重視される時代になっています。当院でも医科医療機関との連携を推進していきます。

2024.1.19.
昨日は地域の睡眠時無呼吸症候群の治療をおこなう医療従事者の会合に参加させていただきました。
歯科医師は私ひとりでしたが、医師、看護師、検査技師など30名ほどが集まり、私からは歯科の立場として色々と発言させていただきました。
以前は医科大学にて毎年開催していた会合ですが、医科大学病院がコロナ治療の最前線となっていたため開催できず4年ぶりの開催。残念ながらWebでの開催となりましたが、久々に会うことができとても嬉しく思いました。
睡眠時無呼吸症候群は病気に気付かず治療をおこなっていない人が多いのが現状ですが、国内患者数は2200万人とされ、中等度以上は心臓発作などで死亡する割合が高い病気でもあります。この病気を多くの方に知っていただけたらと思います。


●2024.1.14.
1968年におきた戦後最大の食中毒事件といわれるカネミ油症。
市販の米ぬか油に猛毒のダイオキシン類が混入したことで、患者さんからは黒い赤ちゃんが生まれたり、顔面の色素沈着、頭痛、倦怠感、手足のしびれなどの症状があらわれました。
歯科ではダイオキシン類が胎盤や母乳を通して胎児にうつり、生まれつきの異常である唇が割れる「口唇裂」や口と鼻がつながる「口蓋裂」の発生率が高くなることが明らかにされています。
歯の本数が通常より少ない「歯牙欠損」を含む歯の病気を訴える方が多いため、2024年度に国は調査をおこなうこととなりました。
福岡県や長崎県にお住いの患者さんが多いのですが、中川駅前歯科では少しでもお役に立てればと思い、カネミ油症の患者さんの指定医療機関になっています。何かございましたらお気軽にご相談いただけたらと思います。

●2024.1.7.
4日から2024年の中川駅前歯科の診療は始まりました。
今年は昨年3台の診療台を交換したのに続き、4台の診療台を新しい診療台に交換するほか、新たな診療機器を購入、治療を開始したり、スタッフを増員していく予定です。
大規模災害時、災害後においても医院が存続、診療を継続していくことが大切なので、1日に発生した能登半島地震をみて、BCP(事業継続計画)など医院の災害対策も見直し、改善していきます。
患者様は全国から来院され、一部の治療においては専門の歯科医師が治療をおこなうため予約が取りにくいこともありますが、何卒ご理解、ご了承いただけたらと思います。
私個人としては今年も医院業務のほか、歯科医師会、行政、マスメディア、講演などの活動をおこなっていきます。まずは連休中は講演会のスライドを鋭意作成中。がんばります。

●2024.1.3.
2024年が始まりました。
お正月の間は1日に石川県の能登半島で最大震度7の大きな地震があり、2日は羽田空港で大きな事故がありました。地震、事故で亡くなられた方には心よりご冥福をお祈りいたします。そして被災地の1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
中川駅前歯科は明日、4日から診療を始めさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。



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